女優草笛光子(84)とTOKIO松岡昌宏(41)の2人芝居「新・6週間のダンスレッスン」(9月29日~10月21日、東京・よみうり大手町ホール)の会見が21日、都内で行われた。

 未亡人リリーとダンスインストラクターのマイケルとの交流を描く作品で、06年初演から約200回も上演した草笛の代表作。5年前の舞台で親子役だった草笛が松岡にラブコールを送り、共演が実現した。草笛が「初演の時のようにワクワクドキドキしてます。5年前の共演で、目の前にマイケルがいると思ったんです」。その後、食事デートを重ね、草笛が「本当にやるの」と聞くと、松岡は「やります」と即答したという。

 松岡は草笛を「ママ」と呼んできたが、草笛は「これからは『ママ』って言わず、役名の『リリー』って呼ぶこと、稽古でも情け容赦しないし、遠慮せずにやりたい」と話すと、松岡は「母の日の時も一緒で、『ママ』と呼ぶのに慣れているので、自分の母親を急にヨウコ(松岡の母の名前)と呼ぶようなもの」と戸惑いを隠せなかった。

 今回はこれまでの演出を変えての公演で、草笛が「死んでもいいから、もう1度頑張る気持ちで」と言えば、松岡も「松岡らしいマイケルを演じたい」。舞台ではワルツ、タンゴなど6種類のダンスを披露するが、松岡は「僕たち(TOKIO)は踊らなくなって25年。6種類とも踊ったことがありません」と笑いを誘った。