志尊淳(23)、早見あかり(23)が30日、高校のバスケット部を舞台にした映画「走れ! T校バスケット部」(古沢健監督、11月3日公開)のPRで、大阪桐蔭高校を訪問し、女子バスケット部の部員とフリースロー対決を行った。

それぞれが5回、フリースローを行うルール。先攻したバスケ部員が5投目を投げ終えた時点で1-3と負けていたが、志尊が「もし次のフリースローを入れたら、2点入ることにして延長戦にしてほしい」と懇願。見事に志尊が5投目を決め、6投目に突入。ここで両者が決め、引き分けに終わった。

全国の強豪を訪れるキャンペーンは今回が8校目。志尊は「勝って当たり前ではなくて負けて当たり前。T校というのは弱小バスケ部が奇跡を起こして勝ち上がっていく。ここで連敗を止めたので、つぎの勝ちにつなげたい」と気合を入れた。早見は「みんな、志尊淳にメロメロでした」と振り返った。

全国の強豪校との高校生と触れ合うことで刺激を受けているという志尊は「さっきまでキャーと言っていても、フリースローのときは顔つきが変わる。オーラがすごい」と話した。

映画は、松崎洋さんの小説が原作。バスケットボールの強豪校でいじめに遭い、退学した主人公が、転入先のT校で仲間と全国大会を目指すという物語。志尊は主人公の田所陽一を演じる。

大阪桐蔭の女子バスケット部は今冬、全国高校選手権で連覇を狙う強豪。高校野球では、今夏に史上初の2度目の春夏連覇の偉業を達成した。小学校から中学校まで野球をやっていた志尊は、捕手で4番。大阪桐蔭に通学する中日からドラフト1位指名された根尾昂内野手(18)について質問されると「ドラフトも見てました。ちょっと根尾くんとかいるのかなって」と、ちょっぴり期待していたことを明かし「まあ、そんな甘い世界ではないですね」と笑顔で話した。