俳優野村周平(25)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時40分)の第7話が17日に放送される。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテない26歳のシステムエンジニア宮坂龍彦。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくった。そして、3回断るとテロ撲滅隊の支援に行かなくてはならないのだった。

「抽選見合い結婚法」を担当する小野寺友紀子大臣を演じる、若村麻由美(51)は「この作品は、実際に私たちの国が抱えている少子化問題に切り込んでいます。『抽選見合い結婚法』という法律を打ち上げることによって、実際に今起きている様々な問題が浮き彫りにされていくのが改めて面白いと思っています。小野寺は、クランクインする前にプロデューサー、スタイリスト、スタッフの皆さんと、どのような大臣にするのかと、何度も打ち合わせをさせていただいて決まったキャラクターです。そういう意味では、小野寺は皆さんに作っていただいたキャラクターという印象があります。『過去にこういう大臣っていなかった?』と、一瞬錯覚してもらえるとうれしいという気持ちもあります」と話している。

第7話で、冬村奈々(高梨臨)から、龍彦(野村周平)の方からお見合いを断って欲しいと頼まれ、龍彦は抽選見合い事務局に断りの電話を入れる。だが、どこか気持ちはさえない。しかし、フリージャーナリストひかり(大西礼芳)から、上申書を担当の小野寺大臣(若村)宛に提出したというメールが届き、「抽選見合い結婚法」改正に真剣に取り組む気持ちに切り替えていた。ひかりは、自分が小野寺の娘であり、直談判したことを龍彦に明かす。龍彦はレジスタンスの団体「ASBE」(アズビー)を一緒にたち上げた、広瀬(内田健司)や北風(松本享恭)をひかりに紹介する。

数日後、小野寺大臣が会見を開いて「該当者が現在なんらかの病気、疾病を患っている場合は即時中断事項とする」と、「抽選見合い結婚法」の改定事項を発表した。喜ぶ龍彦たち。さらに新たな情報交換の場として「抽選見合い結婚法 目安箱」のSNSアカウントをたち上げることを皆に熱く報告する龍彦の手は、フェルトペンで汚れていた。龍彦は、すでに潔癖性を克服しつつあった。そして、龍彦たちの活動に勇気をもらったひかりは、母である小野寺大臣に、ある告白をする。

一方、看護師の鈴掛好美(佐津川愛美)は見合い相手だった銀林嵐望(大谷亮平)から「大事な話がある」と切り出される。嵐望から伝えられた告白の内容に、好美は驚き、絶望的に落ち込む。それは好美には到底受け入れる事の出来ない、嵐望の真実だった。

そんな折、龍彦がたち上げたSNSアカウント「抽選見合い結婚法 目安箱」が世間で反響を呼び、次第にマスコミに取り上げられるようになっていた。ひかりの計らいもあり、龍彦たち、「ASBE」のメンバーと小野寺大臣の面会が実現する。