俳優野替愁平としても活躍する、ラップ&ボーカルグループDOBERMAN INFINITY(ドーベルマン・インフィニティ)のメンバーSWAY(32)が12日、日刊スポーツの取材に「野替愁平」という名前の封印を明かした。この日、初のソロライブで映画「MANRIKI」への出演を発表。その後に「2019年からは役者としても、アーティストとしてもSWAYでやっていく」と話した。

この日、SWAYは初のソロライブ「LIVE SHOWCASE 2018 UNCHAINED」を、東京・新木場のスタジオコーストに2400人のファンを集めて開いた。「Intro」「MANZANA」「Perfect Love」など、アンコールを含む全20曲のパフォーマンスを繰り広げた。

SWAYは12年に劇団EXILEに加入、俳優としては、野替愁平の名義で活動してきた。14年にDOBERMAN INFINITYに加入。ソロとして昨年11月にCD「MANZANA」をリリース。今年8月にはアルバム「UNCHAINED」を発表している。初ソロライブについて「不安もあったけど、立ちたかった。今まで、いろいろやったのは遠回りじゃない。これらを糧に、これからも頑張っていく」と振り返った。

最初のアンコール曲が終わった後、サイレンが鳴り響いてステージに映画の映像が流された。SWAYは「来年、『MANRIKI』という映画に出させていただきます」と、映画「MANRIKI」(清水康彦監督、来年公開)に出演することを発表。プロデュースも兼ねる主演の俳優斎藤工(37)と、原作者で出演もするお笑い芸人・永野(44)をサプライズで呼び込んだ。同映画は、斉藤が映像制作プロジェクトチーム「チーム万力」を結成して制作する長編映画第1弾。小顔矯正をテーマに、他に俳優金子ノブアキ(37)が出演と音楽監督を務める。

斉藤は「クレージーな小顔矯正スプラッター。SWAYさんにご協力いただいて、とんでもない作品をお届けできます。コンプライアンスをぶち破って、新しいSWAYさんが見せられると思います」。永野は、ステージに登場した際にマイクで唇を切って流血しながら「YO、YO、YO、YO、吉田羊!」とラップを決めて、大きな拍手を受けて「めちゃくちゃ面白い作品です」と話した。

ライブ終了後、3人で日刊スポーツの取材に応じ、SWAYは今後は野替愁平の名前を封印して、俳優業でもSWAYとして活動することを明かした。「2019年からは、役者としてもアーティストとしてもSWAY1本でやっていきたい。『MANRIKI』が“役者SWAY”の初作品となるのがうれしいです」と笑顔を見せた。

斉藤は「永野さんと3年、温めてきた作品。表現の自由が失われて来ている中で、テレビではできないことを徹底的にやっています。海外の役者のように、プレーヤーでありながらクリエーターとしても、表現の幅を広げてやっていきたい」。イケメン2人に囲まれた永野は「もし、自分がオネエだったら、こんな幸せなことはない」と笑った。