ラップ歌手で音楽プロデューサーのドクター・ドレー(54)が、愛娘トゥルーリ-・ヤングさん(18)とのツーショット写真と共に自力で南カリフォルニア大学(USC)に合格したことをインスタグラムで明かした。

米国では女優や企業のトップら裕福な家庭の子供たちが大金を払って名門大学に裏口入学していたとして50人が逮捕される米史上最悪のスキャンダルが発覚したばかり。しかも、女優ロリ・ロックリン夫妻はボート経験のない2人の娘たちをボート競技の推薦と偽ってUSCに入学させていたことが発覚していることから、ドレーは「俺は刑務所行きにはならない」とコメントしている。

しかし、ドレーは08年に創業したオーディオ機器ブランド、ビーツ・エレクトロニクスの共同創設者と共に2013年にUSCにアートとテクノロジーとビジネスのイノベーションを学ぶための新学部を設立するために7000万ドルを寄付していることから、世間はドレーの投稿に冷ややかな目を向けている。ヤングさんは自身のインスタグラムで、「これまでの努力が実った。映画学部に進学する」とコメントしている。不正入学はつい最近まで行われていたと言われており、USCを始めスタンフォード大学やイエール大学など名門校は不合格となった生徒や保護者から集団訴訟を起こされる可能性も浮上している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)