TOKIOが30日、東京駅の駅前広場で行われた「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアーファイナルイベント」に出席した。

フラッグツアーのスペシャルアンバサダーを務めており、3年間にわたって全国をまわってきた。

松岡昌宏と城島茂が五輪のフラッグを、国分太一と長瀬智也がパラリンピックのフラッグを持って登場。それぞれ小池百合子東京都知事と武藤敏郎氏に手渡し、大歓声を浴びた。

フラッグツアーを振り返り、城島は「自分は宮崎県と地元の奈良県に行かせていただいた。本当にそれぞれの町で、フラッグを皆さん温かく迎え入れていただきました。期待感とか熱をすごく肌で感じたのを覚えています。いよいよ始まるんだなという感じです」と話した。国分は「僕は富山県と山口県でした。会場にたくさんの子どもたちが来てくれました。フラグを見た瞬間の輝いた目を忘れられません。子どもたちが夢を見られるような東京2020になればないいなと思いました」とほほえんだ。

長瀬は「本当に大人から子どもまで待ちに待っていたんだな、って思いました。パラリンピックの高橋選手という方とお会いさせていただいて、メンタル的にも人間的にも教わることがたくさんありました。選手に憧れている子どもたちの顔は一生忘れられないですね」と明かした。松岡は「アンバサダーとして携わらせていただきまして、子どもさんもそうなんですけど、前回の東京オリンピックのことも僕らの耳に届くんです。今回は僕たちが新しい次世代の方々につなげていき、こういう風に歴史というのは動いていくんだなと体感することができました」と充実した表情だった。

あらためて来年への意気込みを聞かれ、長瀬は「この時代に生きられていることをすごくうれしく思います。オリンピックは4年に1度ですけど、東京オリンピックは100年に1度あるかないか、ひょっとしたら200年かもしれませんし。この時間を一緒に生きている人たちで、このオリンピックを盛り上げられたなと思っています」と答えた。国分は「シンプルに、楽しみでしょうがないです。やはり東京オリンピックが開催されるときにこの年齢でいるっていうのはラッキーですし、東京駅の前でこのイベントに参加できる“引き”もある。『TOKIOで東京』って、ちょっと感慨深いものがあるなと思います」と笑った。

松岡も「自分も楽しみたいなと思いますね。自国でやるオリンピックというのは多分人生で1回だけだろうから、空気感とか雰囲気とか、終わった後東京がどう変わっていくんだろうかというのを、皆さんと一緒に見ていきたいです」と話した。城島は「僕は86年、まだ国鉄のころに新幹線で上京してきました。まさかこの場所で、こんなに大きなプロジェクトに参加できるとは思ってもいませんでした」と感慨深げ。「あと400日ちょっとですけど、皆さんにとって、記憶にも記録にも残るオリンピック・パラリンピックになればいいなと思います」と述べた。

この日は、オリンピックやパラリンピックの競技を体験したり、選手達と交流したりした。自転車を自在に操るBMXに挑戦した国分は、「めちゃくちゃ楽しい。自転車も軽いので、技ができそうな感じがする」と笑顔を見せ、長瀬から「子どもの表情になってる」と突っ込まれた。メンバー4人でパラスポーツのボッチャに挑戦すると、城島が「グループのリーダーですから、いいところ見せないと…」と前振りした上で、投球を大失敗。「これが普通です」と肩を落としていた。国分は「見るだけじゃなくて、実際にやってみると、競技の奥深さとか楽しさも分かるので、皆さんにもぜひやってもらいたいです」とアピールしていた。