アニメ映画「プロメア」の公開前日となる23日、都内で前夜祭が開催された。

人気テレビシリーズ「キルラキル」などで知られる今石洋之監督(47)と中島かずき氏(59=脚本)のコンビでアニメファン注目の作品。全国194館で同時中継される大イベントとなった。声の出演も松山ケンイチ(34)ら個性派がそろった。

中島氏は「製作期間苦節5年。感無量です」と振り返った。今石監督も「お客さんは分からないかもしれないが、通常の3倍5倍のエネルギーが費やされています」と言う。

松山は「第一声で声ががらがらになった。テンション落とすわけにはいかないし、これほど燃え尽きた作品は初めて。おふたりが作った世界をこれまでやってきた声優さんたちをリスペクトします」。早乙女太一(27)は「松山さんの入れ込み具合はすごい。僕のセリフまで言ってましたから」と明かした。

プロ声優の佐倉綾音が驚いたのは堺雅人(45)の声。「予測不能のものすごい迫力でした」。堺自身も「確かに予測を超えて裏返っていた。もう2度とできないと思う」と話した。ケンドー・コバヤシ(46)は「僕のは文字で書けないようなセリフで、『お前あれでNG出したのか』と笑われそうです」と照れていた。