反社会団体の忘年会に闇営業で出演し、所属する吉本興業から謹慎処分を受けた11人の芸人の1人、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が、当初ギャラをもらっていないとウソをついた理由を「保身のため」と話していることが25日、分かった。同じ吉本所属の加藤浩次(50)がテレビ番組で明かした。

加藤の批判は所属する吉本興業にも及んだ。吉本は今月4日、闇営業を仲介したとしてカラテカ入江慎也(42)を契約解消処分としたが、他の出席者は厳重注意処分にとどめていた。だが、当初ないとされた金銭の授受が判明。加藤は「吉本興業という会社の初動ミスもあると思っている。会社自体は、芸人さんたちがお金もらってませんよ、と言ったその時に『ああ、そうか』と言って」追及を緩めたことを疑問視した。

続けて「入江は反社会的勢力と直接つながりがあって、その人間からお金をもらったという事実が分かったから、契約解消になった。でも他の人間はお金もらってないから『これは全然大丈夫だろう』と。反省しなさいよ、という口頭の注意で終わった」と経緯を説明し「そこの調べって会社自体も甘いんじゃねえか、って会社の人間にも言いました。そこは甘すぎるよ、ちゃんと調べてから出さなきゃいけないよ」と苦言を伝えたことを明かした。