女性ファンに対する性的虐待行為で告発を受けたオスカー俳優キューバ・グッディング・Jr.(51)が26日、マンハッタンの裁判所で開かれた審理に出廷したと米情報サイトTMZが報じた。

同サイトによると、検察は強制的な接触および性的虐待容疑でグッディングを起訴したが、グッディング側は起訴の取り下げを求めているという。裁判官は決断を急ぐつもりはないようで、8月14日に最終判断を下すと回答した。

グッディングの弁護士らは、告発者の女性ファンが精神障害を患い、心が不安定であることを示す内容がブログに書かれていたことを理由に、起訴の取り下げを要求。

事件当時の状況を示す防犯ビデオもメディアで公開されたが、グッディングは容疑を完全否定しており、弁護士らも、ビデオが鮮明でないため、結論を出すための証拠とはなりえない上に、告発者の証言も一貫していないと主張している。

同サイトによると、30歳の女性ファンが9日夜9時ごろ、ミッドタウンのナイトクラブで泥酔状態だったグッディングに胸をつかまれたと告発。女性は10日午前1時ごろ、警察に通報した。(ニューヨーク=鹿目直子)