女優深田恭子(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)の第2話が18日、放送される。

代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。深田が演じるのは、泥棒一家「Lの一族」の娘で、盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、図書館司書として働く三雲華。瀬戸康史(31)演じる華の恋人・桜庭和馬は、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査3課の刑事だった。原作は横関大氏の同名小説。

深田にとって、演出チーフを務める武内英樹監督(52)とは、15歳の時に出演して、難病におかされた女子高生を演じて大きな話題を呼んだ、98年の「神様、もう少しだけ」以来。深田は「『神様~』以降も、お会いしてはいるのですが、自分にとってはお父様のような存在なので、実は恥ずかしくてあまり話せないんです(笑い)。何を言われても、『はい、はい』と従って、素直に演じています。監督のリクエストで、泥棒スーツを着ている時は何でもないシーン、例えばただ歩いてきて振り返るだけでも“いちいちカッコつけよう!”と、いうのがあるんです。そこは面白いポイントにもなると思いますが、“いちいちカッコつける”のは難しいです(笑い)。『振り返るときは肩を入れて!』”と言われても、その間が特に難しくて。いかにも“登場!”のような感じになってしまうと、『そこの間は少し減らして』となるんです。キレ良くとキメが大事なんですが、カッコつけすぎないというのもあるので間で補う…本当に間を大切にされる監督だと思います」と話している。演じる華については「武内監督には『好きでしょ? こういう役好きでしょ?』と言われるんですが、何でそう思われているか分からなくて、機会があったら伺ってみようと思います」と笑っている。

第2話では、華(深田)は泥棒一家「Lの一族」の娘であることに思い悩んでいる。なぜなら、恋人の和馬(瀬戸)は警察一家の息子だからだ。和馬の家族と自分の家族を合わせるなど、華にとってはもってのほか。

そんな華の願いもむなしく、和馬が母の美佐子(マルシア)、父の典和(信太昌之)、元警察犬のドンまで連れて三雲家にあいさつに来てしまう。玄関に入った美佐子と典和は、警察官の嗅覚でいろいろと探り始めたため、華は気が気でない。幸い、ダミーの家に父の尊(渡部篤郎)、母の悦子(小沢真珠)たちの姿がなかったため、華は胸をなで下ろす。ところが、尊たちが秘密の通路からやって来てしまった。

図らずも両家の親たちの顔合わせになってしまい、華は和馬たちの職業を尊たちにバレないようにしようと必死。尊たちは泥棒とは言わないが、おかしな職業を作り上げているので、やはりハラハラしっぱなしの華。後から現れた祖母のマツ(どんぐり)は、尊と一緒に公務員批判を繰り広げ始める。両家はにらみ合いになってしまうが、意外なことで尊と典和が意気投合。別々の高校に在学していた時に、野球部で試合をしていたのだ。

とりあえずホッとする華だが、美佐子は典和とは違っていた。後日、華は美佐子から和馬とは別れて欲しいと言われてしまう。やはり和馬と別れた方が良いのかと華は悩む。そのころ、和馬はアポ電強盗事件を担当。一方、三雲家は、ある会社社長が所有する“秀吉の茶釜”を盗む計画をしていた。