吉本興業の岡本昭彦社長(52)が、雨上がり決死隊宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題などについて22日、都内で記者会見を行った。

◇一問一答その10◇

-タレントへの説明責任は済んだと考えているか

岡本社長 まだSNSのタレントの声を聞いても、十分とは言えないと思うので、やっていく。(信頼回復を)やりきらなければならない。

-辞めるタレントが出てきたら

岡本社長 現時点ではそういう話は聞いていないので、お答えできない。実際にこれから会話をしていく。

藤原副社長 僕らタレント1人1人と話していきたいと思っています。

-加藤浩次は体制が変わらなければ辞めると言っている

岡本社長 加藤君はこの会見を受けて、ミーティングの場を設けているので、そこでの話と思っている。僕らとしては何がどう、と分かっているわけではないので、話をしていく、ということです。

-加藤は会社批判なのではないのか

岡本社長 まずはきちんと話して残っていただく、ということです。まだ本人と話してませんので、本人と話してということだと思ってます。

-朝の「スッキリ」を見てミーティングが設定されたのか。

岡本社長 スッキリを受けて、ということです。

-宮迫が契約解除された理由は「フライデーの記事とは関係ない」と当初説明していたが、今日は「フライデーの記事が載ってしまった」と説明したが、矛盾があるのでは

小林弁護士 諸般の事情ということです。

岡本社長 諸般の事情のひとつとしているので、変わってないです。

-岡本社長が社長を続けることでしかできないこととは

岡本社長 う~ん、まあ、今一度、寄り添って、できることを全力で頑張ると言うことにおいて、一番頑張らなければならないので、今の状況を変えるために、やりに行く、ということです。…みんなに後で聞いておきます。

-共同確認書は両者の間で何を確認するのか、法的な拘束力があるのか、結ぶとどう反社会的勢力を退けられるのか

小林弁護士 反社との関わりのコンプライアンス、直営業についても触れられている。法的な拘束力はあります。

-タレントファーストのために明文化された制度などは

岡本社長 制度というよりは、仕事の環境をどれだけ作っていけるかというところで、1人でも多くのタレントが活躍できるところを見つけて行ければと思っております。雇用については、会社員ではありませんので、ただ、プレーイングマネジャーと言いますか、表にも出ながら一方でスタッフとしても動いてもらう、というのは始まっています。

-大崎会長が謹慎中の芸人について、経済的に厳しい芸人については援助する、という話もしているが、アプローチはしているか

藤原副社長 生活の方は、謹慎しているメンバーを細かくヒアリングして、奥さんや子供がいるタレントもいますので、過去の仕事で入ってくるんですが、足りない分は補填して、また、仕事で返してもらう、ということも考えている。今月の末から考えている。また、社内でできること、被害者の支援でできること、ということも考えている。

-入江は反社会的勢力と知らなかったと言っているが、社長はそう考えているか

岡本社長 我々にもそう申している。ただ、彼の仲介したということは重大なので(契約)解除した、ということです。