女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の16日に放送された第119回の平均視聴率が20・1%、17日放送の第120回が18・5%(ともに関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、茜(渡辺麻友)、下山(川島明)、神地(染谷将太)の3人がなつと坂場(中川大志)の新居に訪ねてきた。そこで茜が、東洋動画の社長の山川(古屋隆太)から妊婦している茜に対し、産後は契約社員として働いてもらいたいと言ってきたことを相談に来た。神地は会社のそのやり方に対し納得いかず、憤る気持ちをなつたちにぶつけた。そして茜は会社を辞めることを話した。そんなある日、なつは仕事中に貧血を起こし倒れた。用心のため病院にいくと妊娠していることが分かった。

なつは坂場と喜んだのもつかの間、これからの生活のことや、産後も仕事を続けていけるのか不安になった。坂場から生活は自分が支えていくと背中を押され、なつも仕事を続けたい、アニメーターとしての仕事への思いを再確認した。そしてなつは下山と神地に妊娠のことを知らせ、契約社員になっても働くつもりだと伝えた。すると仲らに話をすると、作画課のみんなで社長になつが産後も正社員で働けるようにお願いしに行った。すると社長も了解し、次回の作品で作画監督になってもらう話をした。なつも「やらせて下さい」と言って、産後も働けることになった、という内容だった。