宮沢りえ(46)が23日、都内で、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(蜷川実花監督)のヒット記念舞台あいさつに出席した。

宮沢は黒と白のワンピースに、黒のピンヒールというシックな衣装で登壇。太宰治が代表作「人間失格」を生み出した背景を描いた同作で、太宰の妻を演じたことを「とっても過酷でとても濃密な時間を過ごしました」と振り返った。

宮沢が故蜷川幸雄氏の舞台に出演している時、稽古を見に来た実花監督が「いつか何かをやりたい」と伝えていたそう。宮沢は「絶対にがっかりさせたくない、という思いは強かった」と、同作への思いを語った。実花監督が「近いうちに、主演でご一緒したい。またここから始められたら」と”オファー”すると、宮沢は「うれしいなあ。皆さん、今言ってた作品が形になった時は、見に来てください」と喜んだ。

宮沢は「表現者として家庭も大事にしつつ、作品も攻めていきたい」と語り、実花監督へのあこがれと重ねた。