女優の遠野なぎこ(39)が、バラエティータレントとして活動する複雑な思いを吐露した。

遠野は15日、ブログを更新。自身がヒロインを務めた99年放送のNHK連続テレビ小説「すずらん」のプロデューサーで、「ドラマ界の、私の“お父さん”的な存在の方」だという一井久司氏と再会し、「なぎこ、お前は役者が天職なんだから本当の“天職”にして欲しいんだよ」などと言葉を掛けられたことを明かし、「たまらなくうれしく、たまらなく重く、たまらなく有り難い言葉です」との思いをつづった。

しかし現在はバラエティータレントとしての活動が中心になっていることに、「本当は、今の私ではなく芝居のみの世界で活躍して欲しかったんだろうなぁ(ハッキリとそうは仰らないで下さいますが)…と思うと、正直胸が痛くもなります。『ごめんね、一井さん』と、心の中で謝りました」と遠野。「私は、芝居もバラエティーのお仕事も大好きです。これからも、このまま続けさせて頂きたいです。ただね、いつの日か…こんなに役者としての私に愛情を注いでくださる一井さんに、『やったな、なぎこ!!』と喜んで頂けるようなお芝居をしたいと…必ずそうしなければならないんだ、と改めて強く思いました。一井さんは、狭い狭い箱の隅っこで小さくうずくまっていた私を見つけ出してくださった恩人なのですから」とつづった。