2週開始遅れる大河「麒麟がくる」放送回数に影響も

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

NHKは来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の初回の放送を、当初の1月5日から2週遅らせて、同19日からスタートすることを11月26日に発表しましたが、取材していると「2週遅れですむのか」「遅れた影響はどうなる」と不安視する声をよく聞きます。

NHKはMDMAを所持したとして、麻薬取締法違反容疑(所持)で警視庁に逮捕された女優沢尻エリカ容疑者(33)の代役に川口春奈(24)を起用して放送すると、11月21日に発表しました。当時、撮り直しの日程調整などが不透明な中、具体的な放送開始日は明言せず「撮り直しや編集作業などのスケジュールを検討し、決まり次第お知らせします」と遅れる可能性を示唆していました。その後、同26日に2週遅れのスタートを発表しました。

26日の2週遅れのスタートが発表された際、関係者から聞こえてきたのは、19日のスタートは「予定」という意味が強いという言葉でした。NHKの発表資料には予定という言葉は入っていません。ですが、周囲からは、もっと遅れる可能性はまだあるとの声も聞きました。不安は当然で、この時期、もし、撮影に参加しなければならない重要な役の俳優が、インフルエンザにでもなったら収録スケジュールも大きく変わってきます。撮りだめをしている状態ではないのですから。

関係者に取材すると、通常の放送回数を考えると、NHKには1月19日にはスタートしたいという強い思いがあるようです。来年は東京五輪の年。今年、ラグビーW杯で10月20日の放送が休止となったように日曜午後8時の枠を変更するなどの対応があるかもしれません。災害時は、特別ニュースを放送するなど、公共放送として、しっかり対応しなければなりません。ある程度、柔軟に対応するための余裕が必要と考えるのは当然でしょう。

NHKは、「麒麟がくる」の放送回数を4日時点で正式に発表していません。本来なら47回程度ですが、放送開始日が遅れると放送回数を減らさざるを得ない状況になってしまいます。1月19日スタートは、放送回数短縮を避けるためにも、これ以上は遅れさせられないという思いのこもった日のようです。今後の収録の状況次第では、2週遅れでスタートした分を考慮し、45回程度になる可能性も考えられます。