清原果耶(17)は新人賞受賞に「3作の撮影は2、3年前。この2、3年で私の中の、人生の歩み方、考え方を役、脚本から教えてもらったことが多かった。芝居と向き合いたいと思える作品だった。このような賞をいただき、うれしく思う」と対象3作品での受賞を喜んだ。

「愛唄 約束のナクヒト」では秘密を持つ少女・凪、「デイアンドナイト」では児童養護施設に暮らす大野奈々、「いちごの唄」では、石橋静河が演じたヒロイン天野千日の中学時代を演じた。「デイアンドナイト」では、RADWIMPS野田洋次郎が作曲した主題歌「気まぐれ雲」も歌った。「作品の中で生きていく感覚と、主題歌として関わっていくプレッシャーは存分に味わった。良い経験をさせていただいた」と感慨深げに語った。役作りについて聞かれると「監督からの演出で、もう少し細かいことはある。その中で自分に引っ掛かる、納得できないものは演じられない。細かく細かく話させていただく」と、17歳らしからぬ達観した発言で、司会の露木茂氏を驚かせた。

前年受賞者の欅坂46平手友梨奈(18)も、盾のプレゼンターとして登壇。「たくさんの方々におめでとうと言われ、感謝の気持ちだった」と受賞後の1年を振り返った。

清原は「いろいろ考えること、悩むことも多くて、同じ所をさまようことも多いんですけど、らしいよと言ってくれる人もいる。新人賞をいただけて光栄。これからも精進します」と今後の飛躍を誓った。