第27回読売演劇大賞の贈呈式が28日、新型コロナウイルス拡大をうけ、都内のホテルで厳戒態勢の中で行われた。

大賞・最優秀男優賞の橋爪功(78)、若手を対象にした杉村春子賞の菅田将暉(27)らが出席したが、壇上ではマスク姿で並んだ。取材するマスコミはもちろん、来賓の高円宮妃殿下ら出席者も「マスク着用」を義務付けられ、会場入り口には熱を感知する「サーモグラフィー」も設置された。贈呈式後の立食の懇親パーティーも、27回目にして初めて、なしとなった。

その中、「カリギュラ」で受賞した菅田は「今でもせりふが心と体にこびりついている。お芝居が出来ることに感謝して、これからも自分なりに自由にやりたい」とあいさつした。