歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)が、恩人だという元NHKプロデューサーの一井久司さんが亡くなったことを伝え、追悼した。

海老蔵は5日、ブログを更新。23歳当時に一井さんから「(当時名乗った)新之助君にその宮本武蔵をやってもらいたい」と依頼され、2003年のNHK大河ドラマ「武蔵MUSASHI」で主演を務めることになったエピソードをつづり、「心が踊った、若い私に最初に訪れた大きなチャンスだった。私はお引き受けし、準備に入った」と振り返った。

「クランクイン 一井さんの嬉しそうな笑顔、忘れられない。撮影中は朝まで飲んで本当に楽しい日々だった。そして一井さんはいつもヘベレケになり タクシーに乗せるのも我々若手の役目でした笑 あー懐かしい涙」と述懐。「そんな一井さん今日なのかな?すこし遠くに旅立ったみたい」と訃報を伝え、「笑顔忘れない。心から御冥福なんかも祈らない。ただかなしい、それだけです。そして、すっげーありがとうございました!!!!!」と感謝。「だめだ とまらねー」と、心境を吐露した。