ヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)夫妻が、今月4日に生まれた長女リリベット・ダイアナちゃんが誕生する前に「リリベット・ダイアナ」のドメイン名を取得していたと米ピープル誌が報じた。リリベットちゃんの名前を巡っては、エリザベス女王が幼い頃に家族から呼ばれていた愛称であるだけでなく、4月に逝去したフィリップ殿下もエリザベス女王のことを「リリベット」と呼んでいたことから、「女王に対して不敬だ」との批判の声が出ているほか、夫妻は事前に女王に相談なく命名していたとの報道もあり、物議を醸している。

英テレグラフ紙も、夫妻はエリザベス女王に名前を使用する許しを受ける前にドメイン名を取得していたと伝えている。同紙は5月31日に「lilidiana.com」が登録されていたことを伝え、この時点で夫妻がすでに子供の名前を決めていた可能性が高いと指摘。夫妻はほかにも「lilibetdiana.com」も取得済みだと伝えている。「誕生後に最初に女王に電話で「リリベット」と名付けたいと伝えた」とする夫妻の代理人の説明とは食い違いがあるが、「名前が公表された後で悪用されることを防ぐため、事前に命名される可能性のある名前のドメイン名を多数購入することは公的な人物には珍しくないこと」と代理人はコメントしている。夫妻は長男アーチー君(2)の名前を使ったドメイン名も取得している。

現時点でリリベットちゃんの名前のドメイン名を使用したホームページは立ち上げられていないが、将来的に娘の名前で新たな財団を立ち上げる可能性もあり、メディア戦略にたけた夫妻の今後の動向にも注目が集まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)