元乃木坂46の女優若月佑美(28)が、美術展覧会「第106回 二科展」のデザイン部で特選賞を受賞したことが6日、分かった。理事会で「会友推挙」も決定し、来年から同部の会友となることも決定した。今日7日から同展が開催される東京・国立新美術館で取材に応じた。

作品のタイトルは「愛と美、人生を魅了したい Love and Beauty、 I want to captivate life」。今年6月に約2週間にわたって、計十数時間で描き上げた。大きなバラに、多数の文字が刻まれている独特な構図は、新聞を参考にしたという。「新聞って文字が並んでいるだけで美しくて、レイアウトとかも見出しでひきつけるために考えられているんだと思って、取り入れてみました」と明かした。

若月は乃木坂46時代の12年から8年連続で同展に入選。今年3年ぶりに出品し、初の入賞となった。「すごく率直にうれしかったです。今回は原点回帰というか、万人にウケるというより、自分の描きたいものを描いてみようって描いてました」と説明した。

二科展デザイン部では著名人初の会友となる。「実感はないです」と率直に話し、「続けてよかったなと思います。初めて入選した18歳の時から10年たって、経験と知識のいいバランスがとれたのかなと思います」と喜んだ。「今後は個展を開いてみたい。この気持ちを忘れずに、女優業もモデル業にも励んでいきたいです」と意気込んだ。

今年の同展では、デザイン部に435点が出品され、162点が入選。入賞は32点だったという。