日本テレビが4月期から新ドラマ枠「金曜ドラマDEEP」を新設し、第1弾に稲森いずみ(50)主演の「夫婦が壊れるとき」(4月7日スタート、金曜深夜0時30分)が放送されることが27日、分かった。

大人の恋愛をテーマに18歳以上の女性をターゲットにした、裏切りやだまし合いなど複雑に絡み合うラブサスペンスが枠のコンセプト。

原作は15年に英BBCで放送され各賞を総なめした「女医フォスター 夫の事情、私の決断」。これまでにフランス、ロシア、インドなどでリメークされ、韓国版「夫婦の世界」はケーブルドラマ史上最高の視聴率28・4%を記録するヒット作になった。

稲森が演じるのは夫と子どもに囲まれ、完ぺきで幸せな人生を送る主人公の医師。吉沢悠(44)演じる夫の持ち物から女性の影を感じ、不倫しているのではと疑心暗鬼に。夫は妻を愛しながらも、優希美青(23)演じる若い女性に本気でひかれ、妊娠させてしまう。

稲森は役柄について「仕事も家も手に入れ、完ぺきさと思っていた女性が夫に裏切られて。ただ、台所で泣くのではなく、自分を奮い立たせて、聡明(そうめい)に時には過激に追い詰めていく。そんな折れない心をしっかりと演じたいと思っています」。BBC版は見たといい「違和感なく楽しめました。割とフォスターさんに感情移入できたというか、そこまでやるかとは思いましたが、なんかこう1人の女の気持ちとしては共感できる部分があったかな」。

1本の長い髪の毛から復讐(ふくしゅう)劇が始まることもあり、稲森は10センチほど髪の毛を切ったという。「(監督との)話し合いの中で、エリート医師なので少しこう優しく見えた方がいいのかなって。久しぶりに前髪も作りました」。

吉沢が演じるのは、妻に出資してもらった映像制作会社の社長兼監督も会社は経営不振に。そんな中で浮気に走る。

吉沢は「僕は共感できないのですが、彼は妻も若い女性も、2人とも本気で愛しているんです。だから考えたのは、なんかこう男として、満ち足りてない部分を、彼の場合は若い女性で埋めようとしたんじゃないかと思っています」。

優希は、不倫相手で地元の名士の一人娘を演じる。「不倫とかはよくわからないのですが、純粋に好きで、相手を思い続けているだけなんですね。私も小1から(名探偵コナンの)江戸川コナン一筋で、今まで一度も浮気したことがないので、そのあたりは似ていると思います」。

今作にあたり、日本テレビはBBCからリメイク権を獲得。1話から目が離せない怒濤(どとう)の展開は同じだが、BBC版、韓国版とは、復讐の方法などで日本オリジナルだからこそ描ける心理描写や展開になるという。また、BBC版と韓国版はHuluで視聴できる。