シンガー・ソングライターの井上苑子(27)が、歌唱活動休止前最後のシングル「ナチュラル」を10月1日にリリースすることを1日、発表した。

デビュー10周年を迎えた井上は今年6月、年内で歌手活動を休止することを発表。「ナチュラル」は、ありのままの自分を認める姿勢と、大切な人を想う気持ちを等身大で描いた楽曲。華やかな夢や目標を語るのではなく、聴き手にとってのよりどころでありたいという、シンプルかつ柔らかな願いが込められた。

SUPER BEAVERのギタリスト柳沢亮太による完全プロデュース作品で、2人は17年の井上の楽曲「なみだ」以来、約8年ぶりのタッグになる。

井上は「やなぎさん(柳沢)が初めて楽曲を提供してくださったのが、私が16歳の時。曲を聴いたとき、歌を入れて完成したとき、この曲を「自分の曲だ」と言えることがとても幸せで、その幸せを11年間ずっとかみしめ、身体に染み渡らせながら歌い続けています」と回想。

「10周年を迎えるにあたって、新曲を作りたいと思っていたのですが、もしその曲をやなぎさんに提供していただけたら……なんてぜいたくな願いを抱いてしまい、お忙しいことは承知の上で、やなぎさんに連絡させていただいたところ、快く受けてくださいました」とコラボの経緯を明かした。

さらに「楽曲を作るにあたり、私の想いのすべてをとりとめのない文章にして、やなぎさんに送らせていただきました。私の拙い言葉を、すてきな言い回しやメロディーにしてくださって、本当に感無量です。きっとこの曲を歌っているときは、いつもより自分を誇らしく思える気がします。胸がいっぱいです」と思いをコメントした。

柳沢は「まず、10周年おめでとう! 初めて曲を提供させてもらった頃、放課後に制服姿のままでスタジオにやって来たそのぴーの姿を強烈に覚えています。個人的には今日現在も印象は大きくは変わらない、けれど、きっとそのぴーにしか分からない多くの経験と蓄積があって迎えた10周年と思います。偉い!」とたたえた。

続けて「『ナチュラル』という楽曲は〈今の井上苑子が、今の井上苑子を歌う〉をテーマに書いた曲です。曲を作るにあたり、彼女はきっと言いにくかったことをも含め赤裸々に自分に伝えてくれました。自分はそれを楽曲という形にしただけです。結果として、歌入れを終えた「ナチュラル」は〈今の井上苑子が、今の井上苑子を歌うことで、あなたへの想いで溢れた楽曲〉になったのではないかと思います」と伝えた。