「一緒の舞台で乗れたらいいなという気持ちで」。4日に行われた佐々木竹見カップ。9Rのマイスターチャレンジを制した愛知の塚本征吾騎手(20)の鞍には「雄大」の文字が刻まれていた。昨年3月の落馬により他界した高知の次兄の名だ。「(形見分けで)僕が鞍をいただいたので。大きなレースとかで使うようにしています」。初めての南関東での騎乗を「たぶん雄大が応援してくれた気がします」と勝利で飾った。
4きょうだい騎手の4番目。21年4月デビューで翌年のNARグランプリ優秀新人騎手賞を受賞すると、その後も毎年、キャリアハイを更新。今年1月14日には地方通算500勝を初騎乗から1367日の最速記録(記録がコンピューター管理されている73年4月以降)で達成した。5年目の今年はすでに33勝。7日現在では所属の愛知だけでなく東海リーディング、全国リーディングでも首位だ。
それでも全国の名手と相まみえた川崎では「道中の折り合いだったり、ゲートの所作だったり、勉強になるものがたくさんあった。これを生かして名古屋、笠松でもっと勝っていきたいと思います」。今後の活躍も期待したい。【牛山基康】



