フリーダム(高知)は47-48で沖縄ハリケーンズに敗れ、初優勝はならなかった。最終第4ピリオド、残り1分を切ってから永易雄(32)の連続トライで47-47と追いついたが、終了直前に決勝トライを許した。

日本代表主将で監督兼任の池透暢(38)は「最後は前がかりになったところ突かれました。自分がマットを抑えられなかったし、チームディフェンスの精度が足らなかった」。相手エース、マット・ルイスとマッチアップして37点を許し、今大会へチーム全体で磨き上げてきたゾーンディフェンスも崩された。

今年、関西に拠点を置くヒートとチームを統合し、選手層もレベルも一気に向上した。ヒートから加入した永易は8月の世界選手権初優勝メンバー。合宿を重ねて戦力、戦略を整えた結果、初めて決勝にコマを進めたが、わずかに及ばなかった。「個人的にも世界選手権で世界一になって喜び、年末には日本一で喜びたかったんですが、この悔しさを来年のバネにしたい」。池は再チャレンジを誓った。