国際パラリンピック委員会(IPC)の広報責任者クレイグ・スペンス氏は1日、都内のメインプレスセンターで定例会見を行い、8月31日の陸上男子砲丸投げ(知的障害F20)決勝で、集合時間に遅れてムハンマドジヤド・ゾルケフリ(マレーシア)の金メダルが取り消しになったことを明らかにした。

ゾルケフリは決勝戦で集合時間に遅刻して待合室に現れたが、いったん出場すると世界新記録で優勝した。その後聞き取りでうまく言葉が伝わらずに集合時間に遅れたと述べたことから、審判が正当な理由ではないと判断して棄権扱いにした。これにより、2位のマクシム・コバル(ウクライナ)が繰り上がりで金メダルを獲得した。

スペンス氏によると、これを受けてマレーシア国内ではIPCの対応やウクライナ選手への非難が殺到しているという。スペンス氏は「時間通りに試合にちゃんと来ている人もいる。(遅刻は)有効な理由がなかった」と述べ、他国のアスリートらを中傷する投稿を嘆いていた。