【ロンドン=佐藤成】日本代表(FIFAランキング18位)が、聖地ウェンブリーでイングランド代表(同4位)を1-0で破る歴史的金星を挙げた。前半23分にMF三笘薫(28=ブライトン)が決めた先制点を守り切った。
ボランチの一角で先発したMF鎌田大地(29=クリスタルパレス)が「聖地」での不敗神話継続した。
まさに「ウェンブリーの申し子」だ。クラブのカップ戦で過去3度プレーした会場のウェンブリー競技場で3勝。相性の良いスタジアムでこの日も勝ちきり、連勝を4に伸ばした。「非常にいい思い出がありますし、やっぱり多少なりともチームに貢献し続けてる実感はある。選手としてうれしい」と素直に喜んだ。
存在感が際立っていた。守備の時間が長かったが、クレバーな対応で相手の攻撃の芽を摘み、攻撃時は奪われずにチームに安心感を与えた。決勝点の場面にも関わるなど、プレミアリーガーの面目躍如だった。
相棒の佐野海舟(マインツ)とともにチームに欠かせない存在だ。「海舟から自分に当てて、前にポケット入れるシーンもあった。守備の部分だったりはよくできてると思うし、僕たちだけじゃなくて、お互いみんなが気を使いながらできてると思うんで、すごくいいんじゃないかな」とうなずいた。
ワールドカップ(W杯)前回大会のドイツ、スペイン、さらには昨年10月のブラジルと、W杯優勝国を倒した時は全て先制を許してからの逆転だった。しかしこの日は先制して逃げ切る史郎的な展開。「今日はこううまく試合を進めることができたと思うし、割り切ってこう守備もできたと思うし、そういう面で、本当に久しぶりに自分たちがね、こうやりたいように進めた」と満足げだった。
FIFAランキング4位のスター軍団に勝ったことは確かな自信につながる。「昔はこういうチームに勝てなかったので、そういう部分で変にリスペクトしすぎたりだとかは間違いなくなくなってきてる。やっぱりこれをもっと当たり前にしないといけないと思うし、互角に戦えるようにしていかないといけない」と言い聞かせた。

