新体制のヴィッセル神戸が0-4で浦和レッズに惨敗し、4連敗となった。吉田監督を事実上解任し、暫定の林健太郎監督(46)で臨んだ一戦で浦和に今季ワーストタイの4失点。右足違和感のMFアンドレス・イニエスタ(34)がベンチ外となったが、試合前には同選手欠場の情報がSNS上に漏れるなど場外での騒動もあった。

神戸の新たな船出は、すべてミスが絡んでの今季ワーストタイ4失点の惨敗。スペイン人のリージョ新監督が正式登録されるまで暫定で指揮を執ることになった林監督は「少し…うまくいかなかった。ただ、トライはしたと思う」。主将のMFポドルスキは「ミスをすれば失点する。(監督が代わり)新しいものに適応する時間がなかった」。

イニエスタ欠場が大きく響いた。右足のケガでベンチ外。来日後、スペインに一時帰国した間の2試合を除き、初の欠場だ。林監督は「今日まで様子を見たが無理をさせる必要はないという判断」と説明した。

試合前にはイニエスタ欠場の情報がSNS上で拡散する騒動があった。神戸の一部選手から漏れた可能性があり、事実であれば内部情報を漏えいしてはいけないというJリーグの規約に抵触し、クラブは事実関係を調査する。このカードはtotoの対象試合でもあった。

すぐに削除されたが、イニエスタの肉親がアップしたとみられる、欠場した同選手のプライベート写真がこの日、娯楽施設で撮影された可能性がある。事実であれば注意喚起を行うという。この日の埼玉は今季最多の5万5689人を動員。改めてイニエスタ人気が浮き彫りとなった。【実藤健一】