川崎フロンターレが、FW知念慶(24)のリーグ4戦連発弾などで湘南ベルマーレを下し、開幕8戦目にしてホームで初白星を挙げた。

前半21分にMF阿部浩之のミドル弾で先制すると、同37分に知念がDF奈良竜樹のロングフィードに抜け出し追加点。勝利を引き寄せた。MF中村憲剛、DF谷口彰悟ら主力をけがで欠く中、総力戦で勝ち点3を手にした。

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川崎Fが若きエース知念の4戦連発弾で今季ホーム初勝利を手にした。知念は1-0で迎えた前半37分。最終ラインのDF奈良の浮き球フィードにオフサイドギリギリで飛び出すと、GKと1対1に。日本代表の森保監督が視察する中、右足で流し込んだ。これで3月28日の松本戦以降、リーグ戦4戦連発とした。

昨季はアウェーの湘南戦でGKとの1対1を決めきれず引き分けに終わっていた。「湘南はいいイメージはない」と話すも「(前節の)サガン鳥栖戦もいい印象がない相手でしたけど点が取れたので。そういう意味では湘南も取れそうな気がしている」。その予言通りの一発となった。代表経験があるFW小林悠、レアンドロ・ダミアンがいる中で先発を担うが「プレッシャーもある中で、割と楽しくやれている」と頼もしかった。MF阿部は前半21分に先制点を決め、得点すれば負けない不敗記録を30試合(27勝3分け)に更新した。