J1横浜F・マリノスは15日、23日のアウェー松本山雅戦にむけ、横浜市内で調整した。この日は11対11のフルコートでのゲームなどで約1時間半、汗を流した。

DF畠中槙之輔が日本代表の活動に参加中で、9日の北海道コンサドーレ札幌戦で負傷したMF遠藤渓太や故障明けのFW仲川輝人は最後のゲームには参加しなかった。同じく左足首の骨折から復帰したばかりのFWエジガル・ジュニオもピッチ外からゲームを見つめており、23日までに主力選手が万全の状態まで回復できるかが残り3戦の鍵となりそうだ。

仲川は自身の状態について「良くも悪くもという感じ」と明言を避けた。10月19日の湘南ベルマーレ戦で右太もも裏を痛め、続くサガン鳥栖戦は欠場したものの、復帰した札幌戦では約50メートルの独走弾などで勝利に貢献した。今季はここまでキャリアハイの13ゴールを挙げ、得点ランク3位。アシスト数もリーグ2位の8をマークしており、助っ人外国人らと共に好調横浜の攻撃をけん引している。

目標は親会社の日産自動車にちなんで背負う23番を越える数のゴールとアシストを挙げること。現在のゴールとアシストの合計は21。宣言通りの数字までは残り2まで迫っている。仲川は「得点は15まで伸ばしたいし、アシストも10はいきたい。どちらも2桁にのせたいですね。そうすれば23も越えられるので」。残り3試合の相手は降格争い中の松本をはじめ、前節で優勝を争う鹿島アントラーズを破った川崎フロンターレ、そして現在首位のFC東京と難敵が続く。それでも鹿島が敗れたことで3連勝すれば自力優勝の可能性も出てきた。仲川も自力優勝の可能性が精神的にプラスになっていると明かし「ここ最近負けてないという自信はあるので。とりあえず全勝ということを頭に入れてやっています」と意気込んだ。