J1第4節が11、12日に開催される。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

川崎フロンターレ – 柏レイソル

・川崎対柏の通算26試合では、川崎が10勝5分11敗と負け越している。川崎にとって柏は、1試合平均失点数がG大阪(2点)に次いで2番目に多い相手(1.9点)。

・川崎は柏戦で現在4試合連続無敗(3勝1分)。今カードはそれ以前の5試合で4敗していた(1勝)。また、ホームでの今カードでは現在、クラブ史上初となる2連勝中。

・川崎は今季開幕から3戦無敗(2勝1分)。2016年シーズン以降は4季連続で開幕3戦無敗だったが、このうち2017年と2019年は第4節で敗れている。

・川崎は昇格クラブとの対戦で現在13試合連続無敗(10勝3分)。また、本拠地での同対戦で敗れたのは、2013年7月の湘南戦が最後(1-2)。

・柏は現在2連敗中。開幕節では14本の枠内シュートを放って4得点を挙げたが、直近2試合では同シュートが計5本に留まり、1得点しか記録していない。

・柏は神奈川県のクラブとの対戦で現在5連敗中。この間、全試合で複数失点を喫している(1試合平均2.6失点)。

・柏は今季、枠内シュート数がリーグ最多(19本)。対する川崎は、被枠内シュート数が今季リーグ最少(7本)。

・江坂任はラストパス数が今季リーグ最多(12本)。また、今季のシュート関与数は、イニエスタ(23本)に次いでリーグ2位(22本)。


大分トリニータ – ヴィッセル神戸

・大分は神戸戦で現在5試合連続未勝利(2分3敗)。今カードで勝利を挙げたのは、2008年6月の対戦が最後(1-0)。

・大分は現在2連勝中。今節でも勝利を挙げると、J1では2009年11月以来の3連勝を記録する。

・神戸は前節鳥栖戦で無失点に抑えて勝利を挙げた(1-0)。2試合連続でクリーンシートを記録したのは、2018年5月~7月が最後(当時3試合連続)。

・神戸は九州のクラブとの対戦で現在9試合連続無敗(4勝5分)。対する大分は、関西のクラブとの直近14試合でわずか1勝(6分7敗)。

・神戸の今季得点数はリーグワースト3位タイ(2点:清水と並び)。しかし、枠内シュート率はリーグ最高の56.7%(17/30本:ブロックされたシュートを除き)。

・大分が今季記録している4得点は、すべて交代出場選手が決めている。昨季同クラブ所属の選手が途中出場から決めた総得点数と既に並んでいる(4)。

・小林裕紀は今季、パスを60本以上記録している選手の中では同成功率がリーグベスト(96.4%、242/251本)。また、前節の広島戦では、2015年シーズン以降に先発した中では自身ベストのパス成功率を記録(97.8%、89/91本)。

・イニエスタは今季、シュート数(13)、ラストパス数(10)がいずれもリーグ2位タイ。しかし、本人は未だに無得点(1アシスト)。


横浜FC – ベガルタ仙台

・横浜FCは前節柏戦で、J1では2007年12月1日の浦和戦(1-0)以来、4,604日ぶりの勝利を挙げた。しかし、同クラブはこれまでJ1で連勝を記録したことがない。

・横浜FCは第2節札幌戦(1-2)以来となるホーム戦。ニッパツ三ツ沢球技場で勝利を挙げたのは、J1では2007年5月26日の大分戦が最後(2-1)。

・仙台は昇格クラブとの直近7試合で4敗(3勝)。同対戦ではそれ以前に5試合連続無敗を記録していた(4勝1分)。

・仙台は神奈川県のクラブとのアウェイ戦直近6試合で5敗(1勝)。しかし、この間での唯一の勝利は、今季第2節の湘南戦で挙げたもの(1-0)。

・横浜FCはシュート数が今季リーグ最少(19本)。しかし、決定率はリーグベストを記録している(26.3%)。

・仙台はデュエル数が今季リーグ最多(320:勝率48.1%)。対する横浜FCは、今季デュエル勝率がリーグワースト(42.4%:115/271回)。

・松浦拓弥は前節柏戦で1得点1アシストを記録。直接得点関与数としては、それ以前に出場した23試合と等しい。

・小畑裕馬は前節浦和戦で、リーグ再開後の1試合ではリーグ最多となる7セーブを記録。2015年以降のJ1で、1試合7セーブ以上を記録したGKの中では唯一の10代(18歳244日)。


清水エスパルス – ガンバ大阪

・清水対G大阪の通算56試合では、清水が21勝6分29敗と負け越している。清水にとってG大阪は、これまで最も多く失点を喫している相手(計104失点)。

・今カードはJ1史上、G大阪対名古屋(211点)、鹿島対名古屋(191点)に次いで3番目に多く得点が生まれている対戦カード(187点、G大阪:104点、清水:83点)。

・清水はG大阪戦で現在の3連敗を含み、直近17試合でもわずか2勝しか挙げていない(3分12敗)。今カードのホーム戦直近9試合では8敗している(1勝)。

・清水は今季、クラブ史上初となる開幕3連敗。また、昨季も含めて直近10試合でわずか1勝(1分8敗)。この間、1度も複数得点を挙げていない(1試合平均0.8得点)。

・清水は大阪のクラブとの直近7試合で6敗している(1勝)。対するG大阪は、静岡のクラブとの対戦で現在6試合連続無敗(3勝3分)。

・G大阪は現在22試合連続得点中(1試合平均1.9得点)。2012年5月~12月に記録した23試合連続以降ではクラブベスト。無得点に終わったのは、2019年6月の磐田戦が最後(0-0)。

・清水が今季記録しているシュート(36本)のうち、敵陣PA外からのシュートは21本。リーグでは、鳥栖と並び同シュート数が相手PA内でのシュート数(15)を上回っているクラブ。

・渡邉千真は前節名古屋戦で途中出場から同点ゴールを記録。同選手は同状況からの得点数が2017年以降ではチーム最多であり(3点)、直近3得点はいずれも途中出場から決めたもの。


サガン鳥栖 – サンフレッチェ広島

・鳥栖対広島の通算16試合では、広島が9勝2分5敗と勝ち越している。鳥栖にとって広島は、総スコアでもっとも得失点差が開いている相手(-11:11得点、22失点)。

・鳥栖は広島戦直近6試合で4勝を挙げている(2敗)。今カードではそれ以前に9試合連続未勝利だった(2分7敗)。

・鳥栖は今季開幕から3試合連続で無得点に終わっており、昨季も含めると6試合連続無得点。昨季も開幕3戦無得点だったが、第4節で初得点を挙げて勝利した(磐田戦:1-0)。

・広島はアウェイでの直近の試合で勝利(第2節神戸戦:3-0)。今節でも勝利を挙げると、敵地では2019年8月以来の連勝を記録する。

・広島はアウェイでの九州のクラブとの直近11試合でわずか2敗(7勝2分)。しかし、この2敗はいずれも鳥栖戦で喫したもの(2017年、2018年)。

・鳥栖は今季、ポゼッションが今季リーグで最も低い(37.2%)。対する広島は、同項目が今季リーグで2番目に低い(37.4%)。

・大迫敬介は今季リーグ最多の13セーブを記録している。今季出場各3試合で3セーブ以上を挙げている唯一のGK(現在2試合連続で5セーブを記録)。

・レアンドロ・ペレイラは鈴木武蔵と並び、現在リーグ得点王(4)。今季の枠内シュート率は100%を記録している(6/6:ブロックされたシュートを除き)。


浦和レッズ – 鹿島アントラーズ

・浦和対鹿島の通算58試合では、浦和が17勝10分31敗と負け越している。浦和にとって鹿島は、3試合以上対戦した中で最も勝率の低い相手(29.3%)。

・浦和は鹿島戦直近6試合で4敗(1勝1分)。それ以前の今カード18試合で喫した敗戦数と等しい(8勝6分4敗)。

・浦和はホームでの鹿島戦直近10試合でわずか2敗(4勝4分)。しかし、この間全試合で失点を喫している(1試合平均1.2失点)。

・浦和は今季、2015年シーズン以来となる開幕3戦無敗(2勝1分)。当時はそのまま開幕19戦無敗を記録し、3位でシーズンを終えた。

・鹿島は今季、2012年シーズン以来となる開幕3連敗。また、同一シーズン内で3連敗を喫するのも、2016年10月~11月以来のこと(当時4連敗)。

・鹿島は現在11試合連続で1得点以下に終わっている(1試合平均0.6得点)。それ以前の12試合では、10試合で複数得点を挙げていた(1試合平均2.2得点)。

・鹿島は今季リーグで3番目に多いシュート数を記録している(49本)。しかし、決定率は得点を挙げた17チームの中で今季リーグワースト(2.04%)。

・興梠慎三はあと1得点を挙げると、J1史上6人目の通算150得点を記録する。同選手は出場した鹿島戦直近7試合ではわずか1得点。しかし、この得点は昨季のホーム戦で記録したもの。


湘南ベルマーレ – 北海道コンサドーレ札幌

・湘南は2018年以降の札幌戦でわずか1勝(1分2敗)。しかし、同期間の本拠地での今カードでは敗れていない(1勝1分)。

・湘南は今季、開幕3連敗。昨季も含めると、直近15試合でわずかに1勝(4分10敗)。今季開幕3連敗を記録している3クラブの失点数は、いずれもリーグワーストの7失点で並んでいる(他:清水、鹿島)。

・湘南はホーム戦でも現在の2連敗を含み、直近8試合でもわずか1勝(1分6敗)。この間、4試合で無得点に終わっている。

・札幌は現在、昨年5月以来となる2連勝中(当時4連勝)。3試合連続で複数得点を記録するのも昨年5月以来。

・札幌は今季ここまで全試合をアウェイで戦っている唯一のクラブ。今節も勝利すると、関東でのアウェイ戦ではクラブ初となる3連勝を記録する。

・札幌は今季、被シュート数(58本)と被枠内シュート数(22本)がいずれもリーグ最多。対する湘南はシュート数(32本)がリーグで3番目、枠内シュート数(8本)は2番目に少ない。

・宮澤裕樹は前節の鹿島戦で9回のインターセプトを記録。2018年シーズン以降、J1の1試合で記録したインターセプト数としてはリーグ最多だった。

・鈴木冬一は前節横浜FM戦でJ1初ゴールを記録。今季開幕節の自身初アシストを含め(2アシスト)、今季は出場3試合で3点に直接関与している(昨季は22試合出場で0点)。


セレッソ大阪 – 名古屋グランパス

・C大阪対名古屋の通算38試合では、C大阪が13勝3分22敗と負け越している。C大阪にとって名古屋は、G大阪(0.97)に次いで2番目に1試合平均勝点の少ない相手(1.1)。

・C大阪は名古屋戦直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。しかし、この1勝は昨季前回対戦で挙げたもの(3-0)。今節でも勝利を挙げると、今カードでは2005年以来の連勝となる。

・C大阪はホームでの名古屋戦直近8試合でわずか2勝(1分5敗)。この2勝は、2013年5月(2-1)と2019年7月(3-0)の対戦で挙げたもの。

・C大阪は今季、2013年シーズン以来の開幕3連勝。当時は4位でシーズンを終えた。また、昨季も含めると現在5連勝中。

・名古屋は今季、3シーズン連続での開幕3戦無敗(1勝2分)。これまでの2シーズンではいずれも第4節で敗れている。

・名古屋はアウェイでの大阪のクラブとの直近17試合でわずか3敗(11勝3分)。しかし、このうちの2敗はC大阪戦で喫したもの(2013年、2019年)。

・名古屋は日曜日開催のアウェイ戦直近9試合でわずか1勝(4分4敗)。対するC大阪は、同曜日開催のホーム戦直近6試合でわずか1勝(2分3敗)。

・丸橋祐介は2018年シーズン以降、3季連続で敵陣ペナルティエリア外から得点を決めている。この間、同エリア外からの得点数はリーグ最多(6)。


横浜F・マリノス – FC東京

・横浜FM対FC東京の通算38試合では、横浜FMが13勝8分17敗で負け越している(横浜M時代も含み)。横浜FMにとってFC東京は、現在J1に所属している中で最も勝率の低い相手(34.2%)。

・横浜FMはFC東京戦直近4試合で3敗(1勝)。しかし、唯一の勝利は昨季前回対戦で挙げたもの(3-0)。今節でも勝利を挙げると、今カードでは2017年以来の連勝となる。

・横浜FMは2013年以降、ホームでのFC東京戦7試合で勝利と敗戦を交互に繰り返している(4勝3敗)。本拠地での前回対戦では勝利を挙げた(3-0:2019年12月7日)。

・横浜FMはホーム戦直近7試合で6勝(1敗)。勝利を挙げた6試合ではいずれも3得点以上を記録。この間、唯一敗戦を喫したのは今季開幕節のG大阪戦(1-2)。

・FC東京はアウェイ戦直近6試合で5勝(1敗)。この内の5試合で1失点以下に抑えている(1試合平均0.8失点)。しかし、この間に唯一複数失点を喫して敗れたのは2019年12月の横浜FM戦(0-3)。

・FC東京はアウェイでの前年度覇者との直近9試合でわずか1敗(4勝4分)。また、同対戦では現在4試合連続無失点。

・横浜FMはポゼッションが今季リーグで最も高い(74.2%)。対するFC東京は、今季同項目がリーグで3番目に低い(40.1%)。

・ディエゴ・オリヴェイラは出場した横浜FM戦通算6試合で3得点を記録。しかし、この3得点は全てホーム戦で挙げたもの。

(データ提供:opta)