北海道コンサドーレ札幌は9日アウェー徳島ヴォルティス戦(鳴門大塚)に向け8日、札幌・宮の沢で練習後、メンバーが敵地に移動した。

勝ち点差は2で、勝てば順位を逆転できる対戦だ。ペトロビッチ監督(63)は「チームにとって非常に重要なゲーム。とにかく勝利するために自分たちのベストを尽くしたい」と気を引き締めた。

相手は今季、ポヤトス監督(42)が就任。合流は4月に遅れたが、ペトロビッチ監督は「攻撃的パスサッカーをこれまでしっかりやっていて、彼ららしい戦いをしている。ポジティブに驚いている」と警戒する。同じパスサッカーの札幌にとって、局面で相手を上回る必要がある。

チームとしてはJ1で初対戦となる。J2では通算11勝10分け4敗と勝ち越している。指揮官自身は浦和時代の14年にJ1で対戦して2勝だ。警戒するのは気温。予報では最高気温25度で「北海道と気候の違いがある。そういう中でも走る、戦うというベースをしっかりやることが明日のゲームの鍵になる」。FW小柏がリーグ戦5試合ぶりに先発復帰の見込みで、スプリント力のあるルーキーが走り勝てば、監督の思い描く展開になりそうだ。【保坂果那】