セレッソ大阪は17日、中国1部上海申花からクロアチア人DFマテイヨニッチ(31)を完全移籍で獲得したと発表した。
C大阪には20年までの4年間在籍しており、2年ぶりの復帰となる。再来日後にメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。背番号はこれまでと同じ「22」に決まった。
クラブを通して「また一緒に戦えることをうれしく思う。僕は今、クロアチアにてJリーグで戦うための準備を進めている。全力でC大阪を支え、タイトルを取れるよう貢献したい」などとコメントした。
187センチの同選手は、大型センターバックとしてJリーグでの実績は文句ない。17~20年までの4年間、J1で欠場したのは18年の1試合のみ。空中戦に強いだけではなく、反則をとられない高度な技術、無尽蔵の体力などで、17年度のルヴァン杯と天皇杯の2冠獲得に貢献した。クラブ史上最強DFの評価もあったほどだ。端正なマスクと独特のひげがトレードマークで、俳優トム・クルーズ似とも言われた。
ただ昨年1月、上海申花に中国マネーで引き抜かれる形で退団。その際も同選手は「私はセレッソを第2の家として一生忘れません」と、クラブ愛を表現していた。
今回の復帰には、東京オリンピック(五輪)代表DF瀬古歩夢(21)が1月にスイス1部グラスホッパーへ移籍したため急きょ、マテイヨニッチをリストアップ。C大阪が多方面と交渉を開始し、保有権のある上海申花へは大幅に減額された移籍金で話がまとまり、C大阪復帰が決まった。
現在は母国クロアチアで調整中といい、日本への入国が認められ、体調さえ整えば即座に先発出場するのは確実だ。小菊昭雄監督(46)とはコーチ時代から信頼関係があり、20年には副主将を務めたほどリーダーシップもある。今季のタイトル獲得へ大きな戦力補強となった。
◆マテイヨニッチ 1991年1月29日、クロアチア・スプリト生まれ。年代別代表に選出され、国内クラブでプロ生活を始め、15、16年は韓国Kリーグ仁川、C大阪に移籍した17年度はルヴァン杯と天皇杯2冠獲得に貢献。在籍4年間でJリーグ優秀選手賞3度も受賞。J1通算135試合11得点。187センチ、83キロ。



