C大阪のMF乾貴士(33)が、京都戦の後半3分に同点となる今季初ゴールを挙げた。
今季からクラブのエース背番号「8」に変更した元日本代表が、ホーム開幕戦で結果を出した。試合は1-1で2戦連続引き分けとなり、J1今季初勝利はお預けとなった。
MF清武弘嗣(32)のスルーパスに左斜めから走り込んだ乾は、並走した相手より1歩先に右足でボールに触れてシュートを放った。「キヨ(清武)が持つと、どこかしらにスルーパスは出てくる。ホーム開幕戦で気持ちの面でもうれしい。続けていければ」。
今季から担う8番は、MF森島(現社長)ら過去4人しか許されていない特別な背番号。昨年8月に欧州から復帰した乾は「23」をつけたが、今季始動直後に「セレッソが大好きな気持ちは、他の選手にも負けていない」と、丸1年以上空席の番号を自ら志願。あえて責任を背負い込んだ。
私生活では昨年末、祖母が93歳で亡くなった。「(昨春まで乾がプレーしたスペインなど)海外の試合は全部見て、外国人選手の名前も全部覚えてくれていた。帰国すれば必ず『よう、頑張ったな』と言ってくれた」。覚悟と感謝の思いを胸に、33歳はこの1年を戦い抜く。【横田和幸】



