規律違反を発端にセレッソ大阪を途中退団した元日本代表MF乾貴士(34)が、騒動後初めて公の場に姿を見せた。
15日、岡山市の政田サッカー場でJ2ファジアーノ岡山の練習に参加。午前中に約1時間半、実戦メニューなどもこなした。
練習後には集まった報道陣の取材に応じた。
スニーカーに白のハーフパンツ、黒のTシャツ姿で、乾は以下のように語った。
「(C大阪退団で)葛藤がありましたし、いろんな思いがあったので。苦しくなかったと言えばウソになる。セレッソに対しては今は感謝しかないです。切り替えて次のところで頑張りたい。(出場停止期間中は)サッカーを辞めようかなという思いもありましたし、でも自分にはサッカーしかないので。息子に『まだ辞めんといて』と言われたので」
この日の練習参加の感想、さらには今後についても言及した。
「(岡山は)いい雰囲気で練習ができているな、と。あとは自分自身が楽しくやれたので、良かったです。(岡山加入の可能性は)今はハッキリ言えないですけど、どうなるかは分からないです。とにかく今は、このチームでコンディションを整えるということと、少しでも貢献できればいいかなと思います。J2は苦しい戦いが多いので、海外に行きたい選手もいると思うので、聞かれれば若い選手には伝えたい」
乾は4月5日の柏戦で途中交代する際に暴言を吐くなどして、計8試合の出場停止処分を受けた。5月中旬に処分が解除されてからも、C大阪の全体練習には参加せず。今月9日付でC大阪との契約を解除となっていた。
現在は無所属の状況。岡山側は入団や契約が前提ではなく、あくまでも乾の調整が目的としている。
Jリーグの夏の移籍期間は7月15日から開くため、今後はコンディションを戻しながら新天地を探すことになる。
【C大阪と乾の経緯】
▼4月5日 柏戦の後半途中に交代する際、スタッフに暴言を吐くなど、試合後も同様の行為をする。
▼同10日 クラブは6日から当面の謹慎処分を科したことを公表。練習場への立ち入りを禁止、同日の神戸戦はベンチ外。
▼同13日 森島社長が「規律(違反)を重く受け止めている」と初めて問題に言及。同日のルヴァン杯鹿島戦もベンチ外に。
▼同14日 クラブが最終処分を発表。チームの規律、秩序を乱す行動が確認されたなどとし、今後公式戦6試合の出場停止(既に2試合欠場し計8試合)に。この日から練習場への立ち入りは許可されるも、全体練習への参加は引き続き禁止。
▼5月14日 名古屋戦をもって全処分が解除。
▼同16日 全体練習再開の日に乾は不参加。
▼同17日 クラブが乾の体調の問題で当面の全体練習不参加を公表。
▼同19日 森島社長が乾との面談を実施も物別れに。
▼同28日 森島社長が会見で「すっと(チームに戻るの)は、なかなか難しいものがある」と説明。
▼6月9日 来季も残る契約を途中解除すると発表。



