J1アルビレックス新潟は22日、沖縄・比屋根で練習を行った。大卒5年目のGK阿部航斗(26)は連日のハードメニューをこなしながら、好調を維持。「いい入りはできている。暖かいこともあり体は動いていると思います」と手応えを示す。

この日の午前は複数人が絡むパスワークや、フルピッチを少し狭めた中での11対11が行われた。長短のパスと個人技を織り交ぜながら前進していく新潟のサッカーではGKの攻撃参加も要求されるが、阿部は最後尾からパスの強弱やサポートの位置を常に考えながらビルドアップに加わり、フリーの味方、全選手が関わりながら作ったスペースに正確なフィードを配球した。「昨年は自分のミスから失点があった。でも、逃げていたら成長はない」と心のリミッターを外して積極的に攻撃参加する。

持ち前の運動能力に加え、磨き上げるキャッチング技術とコーチングでピンチを防ぐ。16日から本格的に始まったキャンプでもキレのあるステップワークからシュートに食らいつく。また、前向きな声掛けでチームGKを盛り上げ、昨季4年ぶりに日本代表に招集された小島、J2レノファ山口から加入の吉満、高卒3年目の西村と技術を高め合う。「他の選手がいいプレーをすればうれしいし、自然とガッツポーズが出る。楽しく、厳しく練習が出来ています」。

昨季は初のJ1舞台でリーグ戦4試合、ルヴァンカップ6試合、天皇杯4試合に出場した。「自分の守備が向上すればシューターの技術が上がってチームの得点力アップにつながる。昨年のままだったら同じ事の繰り返し。いろんなことにこだわり、挑戦していく」。フォア・ザ・チームを体現しながら、公式戦出場増に向けてさらにレベルアップする。【小林忠】