東洋大が前回王者の神戸を苦しめながらも、最後に力尽きた。柏、新潟に続くJ1勢3連破を狙った試合。0-1の前半36分にMF湯之前匡央(4年=柏U-18)が同点弾を決めて今大会3度目のジャイアントキリングを予感させた。だがPK戦目前の延長後半追加タイムにGKのミスから痛恨の失点。93年Jリーグ発足後初の大学勢8強入りを目指した戦いが終わった。
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あと1歩のところまでJ1王者を追い詰めながらも、東洋大は最後に屈した。
延長後半終了間際、神戸DF広瀬のクロスにGK磐井が反応したが、ボールをつかみきれず、落としたところを神戸FW宮代に頭で押し込まれた。後半と延長戦では神戸に押し込まれる時間が多くなったが、耐えた。120分を戦い、PK戦突入が見えてきた時間帯で痛恨の失点。柏、新潟に続く今大会3つ目のJ1クラブ撃破がこぼれ落ちた。涙を流す選手たちに、神戸のホーム、ノエスタから拍手と声援が降り注いだ。
コロナ禍で変則形式での開催だった100回大会(20年度)の筑波大以来、通常開催では70回大会(90年度)の国士舘大以来となる8強には届かなかった。それでもDF山之内は「もしかしたら、と思った。少しは東洋の力を見せられた。成長できたのは実感できた」と躍進した大会での戦いに胸を張った。【永田淳】



