J2ジュビロ磐田はホームでJ3岐阜を1-0で退け、今季初の4連勝を飾った。0-0で迎えた前半35分にMFグスタボ・シルバ(28)が先制点を挙げると、守備陣も3試合ぶりの無失点。志垣良前監督(45)との契約解除発表から中2日で迎えた三浦文丈新監督(55)の初陣を白星で飾った。29日の次節はアウェーでJ3松本と対戦する。
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磐田が、新たな1歩を勝利で踏み出した。1点のリードを保ったまま、試合終了の笛が本拠地に鳴り響く。志垣監督の辞任を受けて急きょ就任した三浦監督は「正直、ほっとしています」と初陣勝利に一息。両手の拳を握ってほえ、スタッフ陣と肩を寄せ合った。
前半35分、欲しかった先制点が生まれた。試合当日の朝に家庭の事情で欠場が決まったDF加藤大育(27)に代わって3バック右で先発したDF植村洋斗(24)が、サイドを抜け出す。ライン際から必死に上げたクロスに、MFシルバが右足を合わせた。2戦連発の今季5点目に「勝利を決めるゴールを決められて幸せ」。好調のブラジル人助っ人がもたらした1点が、決勝点となった。
監督交代から短い準備期間で迎えた一戦。頼もしい“援軍”が背中を押した。この日は磐田市内の小学5、6年生約2800人が来場。今年で15回目の開催となった「磐田市内小学生一斉観戦」の成績は、これで12勝3敗と圧倒的な勝率を誇る。植村は、アシストの場面を振り返り「小学生がくれたパワーのおかげで、ラインぎりぎりで(足が)届いた」。試合後、一緒に勝ち点3を喜んだ。
中3日で臨む次節は、アウェーで松本と戦う。シルバは「連勝が続いているけど、ここで満足してはいけない。より良くするために、自分たちに矢印を向けてやっていきたい」と言った。つかんだ再出発の1勝を、次につなぐ。【前田和哉】



