東京マラソンが3月1日、行われる。午前9時10分スタート。同大会は東京オリンピック(五輪)男子マラソン代表の残り1枠を決定する、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジを兼ね。 国内招待選手として、日本記録2時間5分50秒を持つ大迫傑(28=ナイキ)設楽悠太(28=ホンダ)井上大仁(27=MHPS)ら注目選手がエントリーした。

大迫は昨秋の「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」で3位に入っており、現状ではオリンピック(五輪)代表3枠目の候補となっている。ただ今大会で大迫が持つ日本記録を上回る2時間5分49秒を上回る選手が出れば、その選手が3枠目の候補になる。設楽悠は、前日本記録保持者。18年ジャカルタ・アジア大会金メダルの井上も自己記録2時間6分54秒。2時間2分48秒の自己記録を持つビルハヌ・レゲゼ(25=エチオピア)らも出場予定。世界トップクラスの高速レースが予想される同大会結果に注目が集まる。男子招待選手と自己記録は以下の通り。


◆海外招待選手

1 ビルハヌ・レゲセ(25=エチオピア)

▼ 2:02:48(19年ベルリン2位)

2 ゲタネ・モラ(26=エチオピア)

▼ 2:03:34(19年ドバイ1位)

3 サイ・レマ(29=エチオピア)

▼ 2:03:36(19年ベルリン3位)

4 アセファ・メングストゥ(32=エチオピア)

▼ 2:04:06(18年ドバイ4位)

5 ディクソン・チュンバ(33=ケニア)

▼ 2:04:32(14年シカゴ3位)

6 ハイレ・レミ(25=エチオピア)

▼ 2:04:33(16年ドバイ2位)

7 エルハサン・エルアバシ(35=バーレーン)

▼ 2:04:43(18年バレンシア2位)

8 タイタス・エキル(28=ケニア)

▼ 2:04:46(19年ミラノ1位)

9 アモス・キプルト(27=ケニア)

▼ 2:05:43(17年アムステルダム5位)

10 ビダン・カロキ(29=ケニア)

▼ 2:05:53(19年シカゴ4位)

11 バシル・アブディ(30=ベルギー)

▼ 2:06:14(19年シカゴ5位)


◆国内招待選手

21 大迫 傑(28=ナイキ)

▼ 2:05:50(18年シカゴ3位)

22 設楽 悠太(28=ホンダ)

▼ 2:06:11(18年東京2位)

23 井上 大仁(27=MHPS)

▼ 2:06:54(18年東京5位)

24 山本 憲二(30=マツダ)

▼ 2:08:42(19年びわ湖7位)

25 村山 謙太(27=旭化成)

▼ 2:08:56(19年ベルリン9位)

26 佐藤 悠基(33=日清食品グループ)

▼ 2:08:58(18年東京10位)

27 園田 隼(30=黒崎播磨)

▼ 2:09:34(18年大分別府2位)

28 神野 大地(26=セルソース)

▼ 2:10:18(18年東京18位)

29 堀尾 謙介(23=トヨタ自動車)

▼ 2:10:21(19年東京5位)

30 河合 代二(28=トーエネック

▼ 2:10:50(19年びわ湖11位)

31 大六野秀畝(27=旭化成)

▼ 27:46.55(15年八王子ロングディスタンス)※

タイムは自己記録。※印はマラソン以外の記録

◆東京オリンピック男子マラソン代表への道 MGCで優勝した中村匠吾、2位の服部勇馬は代表決定。残りは1人。東京、びわ湖毎日の2大会で、日本新記録となる2時間5分49秒以内が内定条件。その中の最速選手が最後の1人になる。該当者がいない場合は、MGC3位だった大迫傑が代表となる。

19年9月、MGC男子でスタートラインにつく、大迫傑(右)、設楽悠太(左)
19年9月、MGC男子でスタートラインにつく、大迫傑(右)、設楽悠太(左)