<全国高校駅伝女子>◇23日◇京都・西京極陸上競技場発着(5区間21・0975キロ)◇47校

 立命館宇治(京都)が1時間7分22秒で5年ぶり3度目の優勝を果たした。1区は7位の立ち上がりだったが、徐々に順位を上げ、最終5区で首位を奪った。<1区=6キロ>

 青空の下、選手が元気にスタートした。

 競技場から道路に出ると、集団は横に広がった。

 豊川(愛知)の岩出玲亜(3年)らが先頭集団を引っ張った。1キロ通過は3分18秒。

 残り1キロからし烈な区間賞争い。ラスト400メートルで筑紫女学園(福岡)由水沙季(2年)がスパートし、トップでタスキを渡した。タイムは19分39秒。2位とは4秒差だった。

 通過順位は1位筑紫女学園(福岡)、2位大阪薫英女、3位興譲館(岡山)、4位青森山田、5位豊川(愛知)。※記録は速報値<2区=4・0975キロ>

 タスキを受けると、大阪薫英女の松田瑞生(2年)が先頭に立った。松田は猛烈な勢いで首位を守った。総合タイムは32分43秒。2位とは11秒差。

 1位大阪薫英女、2位興譲館(岡山)、3位立命館宇治(京都)、4位神村学園(鹿児島)、5位筑紫女学園(福岡)。

 区間賞は大阪薫英女の松田で13分ちょうど。<3区=3キロ>

 首位の大阪薫英女、加賀山実里(1年)は落ち着いた走り。ラスト直前、6位でタスキを受けていた豊川(愛知)鷲見梓沙(1年)が抜け出した。首位に立った。総合タイムは42分29秒。2位とは3秒差の接戦。

 1位豊川(愛知)、2位立命館宇治(京都)、3位大阪薫英女、4位興譲館(岡山)、5位神村学園(鹿児島)。

 鷲見は区間新9分21秒の力走だった。<4区=3キロ>

 豊川(愛知)と立命館宇治(京都)が競り合い。最後は豊川の関根花観(2年)が首位でアンカーにタスキを渡した。総合タイムは51分46秒で、2位とは4秒差。上位は大混戦のアンカー勝負となった。

 1位豊川(愛知)、2位立命館宇治(京都)、3位須磨学園(兵庫)、4位大阪薫英女、5位興譲館(岡山)。

 区間賞は須磨学園(兵庫)の小林美香(3年)で9分12秒だった。<5区=5キロ>

 序盤は豊川(愛知)、立命館宇治(京都)が横に距離を置いて並走。2キロすぎで立命館宇治の青木奈波(3年)がやや前に出る。4キロをすぎ、距離は広がった。

 青木は最後まで力強い走りで笑顔でゴールした。立命館宇治が5年ぶりの優勝を飾った。総合タイムは1時間7分22秒。

 2位は豊川で1時間7分46秒だった。

 3位興譲館(岡山)、4位筑紫女学園(福岡)、5位大阪薫英女、6位須磨学園(兵庫)、7位青森山田、8位神村学園(鹿児島)、9位白鵬女子(神奈川)、10位長野東。

 区間賞は青森山田のワンジルで15分30秒だった。