男子プロバスケットボールのBリーグ・レバンガ北海道は10日、牧全(26)の契約更改会見を行った。今年2月の試合中に左手舟状骨を亀裂骨折。17-18シーズンは60試合中33試合の出場に終わった。得点数も116点と伸びず、「今季は2倍が目標」と誓った。

 シーズン終了後は1度「自分を見つめ直す」と、自ら退団を申し出た。しかし、考えを重ねる中で「レジェンドとまたプレーしたい」。先月25日に契約続行が決まった折茂武彦選手兼社長(48)との共闘へ気持ちは高まり、4年目の契約を結んだ。6月中旬から2週間は、米カリフォルニアで女子選手と昼夜2部の合同練習を実施。ヨガなども取り入れ、新しいシーズンに備えている。

 1月21日の川崎戦で3点シュート4本をすべて決めるなど、爆発力は屈指。一方でBリーグ初年度も左手舟状骨骨折で29試合の出場にとどまるなど、ケガにも泣かされている。「ケガへの対策は特にない。集中し、自分のプレーをコートで出したい」。負傷をおそれぬ全力プレーを誓った。【中島洋尚】