県高校新人バレーボール大会が明日2日、浜松工体育館ほかで開幕する。女子の西遠女子(西部3位)は、チーム主将の吉田虹歩(ななほ=2年)とゲーム主将の鈴木みこと(2年)の2人のリーダーがチームを引っ張り、上位進出を目指す。

西遠女子の吉田と鈴木は、お互いを補いながらチームを引っ張っている。吉田が「みことは経験豊富で、試合中も何をすれば良くなるかの指示が出せる。私にはないことなので、頼りになる」と言うと、鈴木は「虹歩はまじめで一緒に考えてくれる。プレーにも思い切りさがあるので、心強い存在です」と話した。

メンバーはわずか8人。現チームは昨年6月から始動し、春高予選で8強入りした。吉田は「準々決勝で島商に負けましたが、強豪相手にここまでできるんだと自信になりました」。しかし、優勝を目指した1月の地区大会では、準決勝で浜松商に0-2と完敗。その試合を鈴木は「レシーブでのミスが多く、相手にいいようにやられた」と振り返り、吉田は「全員のレシーブ力を高めて、1プレーへの執念を強めたい」と力を込めた。

昨年は新人戦、県総体、春高予選のすべてで準々決勝敗退。ベスト8が壁となっている。吉田は「まずはそこを越えたい。今大会は駿河総合や富士見が同じブロックにいますが、優勝だけを目指していきたいです」。鈴木は「自分たちは小柄なチームですが、工夫して得点し、大きな相手を倒したい」と意気込んだ。