世界ランキング4位で第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)がアナスタシア・パブリュチェンコワ(28=ロシア)に6-2、6-3で完勝。大会初優勝を果たし、全豪オープン以来ツアー4勝目をマークした。


日本女子の大会優勝は、95年伊達公子以来24年ぶり史上2人目。


優勝して笑顔を見せる大坂なおみ(ロイター)
優勝して笑顔を見せる大坂なおみ(ロイター)
優勝した大坂なおみ(右)と準優勝のパブリュチェンコワ(ロイター)
優勝した大坂なおみ(右)と準優勝のパブリュチェンコワ(ロイター)
初優勝を飾り、声援に応える大坂なおみ(ロイター)
初優勝を飾り、声援に応える大坂なおみ(ロイター)


大 坂26-2
6-3
 - 
0パブリュチェンコワ


ポイントを奪い雄たけびを上げる大坂なおみ(ロイター)
ポイントを奪い雄たけびを上げる大坂なおみ(ロイター)

第2セット


   101112
大 坂      6
パブリ          3

○はキープ、★はブレーク、Tはタイブレーク

 


▼第9ゲーム 大坂のサーブ ファーストを決め、ネットプレーで15-0。パブリュチェンコワのドロップショットを走り込んで拾い、フォアで角度をつけたショットを決めて30-0。フォアのストレートのウイナーで40-0とトリプルのチャンピオンシップポイント。ファーストをワイドへ決めエースかと思われたが、チャレンジの結果、フォールト。しかし、最後はパブリュチェンコワのバックがネットにかかり、大坂がラブゲームでキープし第2セットも連取。大会初優勝を果たし、ツアー4勝目をマークした。大坂のファーストの確率は48%だが、ポイント獲得率は100%


▼第8ゲーム パブリュチェンコワのサーブ 15-15から大坂がラリーに競り勝ち15-30。パブリュチェンコワのダブルフォールトで15-40と大坂がダブルのチャンピオンシップポイント。しかし、大坂にミスが続きジュースとなり、2度目のジュースでパブリュチェンコワがキープ


▼第7ゲーム 大坂のサーブ 相手の逆を完全に突いたバックのクロスのウイナー、センターへの4本目のエース、バックのダウンザラインのウイナーで、大坂がラブゲームでキープ


▼第6ゲーム パブリュチェンコワのサーブ ストローク戦を強烈なフォアで競り勝った大坂が0-30とポイント先行。大坂の深いショットをパブリュチェンコワが返せず、大坂がトリプルのブレークチャンス。30-40から大坂のバックがネットにかかりジュース。大坂の連続ミスで5ポイント連取し、パブリュチェンコワがピンチをしのいでキープ


▼第5ゲーム 大坂のサーブ 大坂がラリーで圧倒。最後はフォアのウイナーを決め、大坂がキープ。ここまで大坂のファーストの確率は50%だが、ポイント獲得率は100%


▼第4ゲーム パブリュチェンコワのサーブ 大坂がパブリュチェンコワのファーストを連続して3本きっちり返してミスを誘い、0-40とトリプルのブレークチャンス。左右に振ったラリーからフォアの逆クロスのウイナーを決め、大坂がラブゲームでブレーク


▼第3ゲーム 大坂のサーブ 連続エースを決めるなどで、大坂が危なげなくキープ


▼第2ゲーム パブリュチェンコワのサーブ ウイナーを決めるなどでパブリュチェンコワがラブゲームでキープ


▼第1ゲーム 大坂のサーブ サーブ、ラリーで圧倒し、40-15から大坂がキープ


第1セット


   101112
大 坂       6
パブリ           2

○はキープ、★はブレーク、Tはタイブレーク

 

▼第8ゲーム パブリュチェンコワのサーブ 大坂が、初めてネットに出てきたパブリュチェンコワの頭上を越える絶妙のロブを決めてポイント先行。2本目のダブルフォールトで0-30。15-30から大坂がファーストを返してポイントを奪い、ダブルのマッチポイント。パブリュチェンコワのショットミスで大坂がブレークし、第1セットを先取。大坂のファーストの確率は42%でポイント獲得率は100%、セカンドの獲得率は73%


▼第7ゲーム 大坂のサーブ パブリュチェンコワがバックのクロスのウイナーでポイント先行。しかし大坂のファーストがさえて3ポイント連取。リターンエースで40-30となったが、威力あるストロークで圧倒し、大坂がキープ


▼第6ゲーム パブリュチェンコワのサーブ 30-0から大坂がフォアのクロスのウイナー、パブリュチェンコワのミスで30-30。40-30から大坂の威力あるストロークをパブリュチェンコワが返せずジュース。大坂の連続ミスでパブリュチェンコワがキープ。ただ、積極的に狙いにいってのミスなので大坂には勢いがある


▼第5ゲーム 大坂のサーブ 2本のウイナーで40-0とし、最後はセンターへファーストを決めてラブゲームでキープ。ファーストの確率は38%と低いが、オープンコートを狙った丁寧なストロークで優位に立っている。パブリュチェンコワはこのゲームの後にオン・コート・コーチングを行う


▼第4ゲーム パブリュチェンコワのサーブ 大坂のミスなどでパブリュチェンコワが40-15からキープ


▼第3ゲーム 大坂のサーブ ラリーで圧倒した大坂がラブゲームでキープ


▼第2ゲーム パブリュチェンコワのサーブ パブリュチェンコワがいきなりダブルフォールト。0-30からセカンドをフォアでたたいたリターンエースで、大坂が0-40とトリプルのブレークチャンス。30-40から角度のついたフォアの逆クロスをパブリュチェンコワが返せず、大坂がブレーク


▼第1ゲーム 大坂のサーブ コイントスに勝った大坂がサーブを選択。午後0時12分試合開始。大坂はファーストポイントをミスで失ったが、バックのウイナーでばん回。センターへ1本目のエースを決めて逆転。フォアのクロスのウイナーで40-15。パブリュチェンコワのバックのリターンがネットにかかり、大坂がキープ


試合前


試合前練習で汗を流す大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
試合前練習で汗を流す大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
父でコーチのフランソワさん(左)と話す大坂なおみ(撮影・奥田泰也)
父でコーチのフランソワさん(左)と話す大坂なおみ(撮影・奥田泰也)