羽幌“ニノロス”乗り越え「粘り強いバレーできた」

<全日本バレーボール高校選手権北海道大会(春高バレー):羽幌2-0江別>◇1回戦◇13日◇北海道立総合体育センター

女子で2年連続3度目出場の羽幌が、江別を2-0で下し、初戦を突破した。選手6人全員が苫前郡の中学出身。チームワークと堅守を武器に、初出場した12年以来7年ぶりに白星を挙げた。センター土田佳澄(2年)野村心優(1年)は、12日に結婚を発表した人気アイドルグループ嵐・二宮の大ファン。“ニノロス”を乗り越えて、創立70周年を迎えた同校節目の1勝に貢献した。

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勝利を告げる笛が鳴り響き、羽幌の選手たちの笑顔がはじけた。6人はコート中央で飛び跳ね、抱き合う。セッターの神永杏花梨主将(あかり=2年)は「うれしいです。粘り強いバレーができました」。少しとまどいながら感想を口にする主将のそばには、チームメートがピタリと寄り添う。一丸で勝利をつかみ取った。

先にセットポイントを握られた第1セットでは、野村が「1セットを取らないとチームの流れが悪くなる」と、2連続スパイクで逆転劇を演出。第2セットでは土田がチーム最多5得点を挙げた。ともに“ニノロス”を乗り越えた2人だ。

12日に結婚を発表した嵐・二宮の大ファン。カラオケでは同グループの楽曲を歌い、ライブチケットも応募する。それだけに2人は「ショックだった」と乙女心をのぞかせたが、昨年果たせなかった全道1勝のために気持ちを切り替えた。最新曲「Turning Up」を聴いて試合に臨んだ土田は「集中できた」と発奮材料に変えた。

5月の総体地区予選後に3年生6人が引退し、現在は6選手のみ。バレーボール部のある近隣高校も約1時間の距離があり、実戦練習は夏休みなどに限られる。地理的ハンディも抱えるが松原吉孝監督(37)は「レシーブでつないで攻撃に組み立てるバレー」で全道に駒を進めてきた。

同校にとって初出場の12年以来の1回戦突破。次は初の16強をかけて七飯と14日に対戦する。土田は「みんながつないでくれたボールを決められるようにしたい」。創立70年。メモリアルイヤーに旋風を巻き起こす。【浅水友輝】

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  • 羽幌対江別 試合終了後、記念撮影に応じる羽幌メンバー(撮影・佐藤翔太)
  • 羽幌対江別 試合終了後、記念撮影に応じる羽幌メンバー(撮影・佐藤翔太)
  • 羽幌対江別 スパイクを決める羽幌の野村(撮影・佐藤翔太)