錦織圭「ちょっと心配」無観客全米OPに戸惑いも

  • エアウィーヴ新商品発表会で笑顔を見せる浅田真央さん(左)とリモート参加の錦織(撮影・河田真司) 
  • フォトセッションで写真に納まる、ブランドアンバサダーの浅田真央さん(右)リモートゲストの錦織(中央)エアウィーヴ高岡社長(撮影・河田真司)  

男子テニスで、日本のエースの錦織圭(30=日清食品)が18日、初めて自身の口から全米オープン(ニューヨーク)出場を明言した。都内で開催されたスポンサーのイベントに、拠点である米国からリモートで参加。痛みがあり、昨年10月に手術した右ひじは完治しており、復帰に向けて準備万全だ。また、全米オープンは8月31日から無観客での開催を正式発表した。

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錦織の声が弾んだ。「けがして手術もして、久しぶりの試合。すごくわくわくして楽しみ」。前夜、全米が無観客での開催を正式発表。世界ランキング1位のジョコビッチや2位のナダルが難色を示しているなか、出場に踏み切った。「開催が決まってうれしい。準備は万端で、練習はしっかりできている」と、復帰への意欲に満ちている。

ただ、無観客には戸惑いも隠せない。3月の国別対抗戦デビス杯対エクアドル戦(神戸)が無観客だった。4年ぶりの代表入りしたがプレーをしていないため、実感はない。「ちょっと心配。いつものような緊張感を持って行けるか、頭の中でイメージトレーニングをしないと」と話す。

昨年9月の全米3回戦敗退後、10月に右ひじの手術。その後は国内でリハビリと練習を続けてきた。復帰を予定していた3月ごろに、新型コロナウイルスの感染拡大でツアーは中断した。全米会場も一時は臨時病院になり、「(その思いも受け)そこでいいテニスを見せることができたらうれしい」と意気込んだ。

3月中旬に拠点である米国に戻った後は、外出制限で自宅にこもりっきり。「いろんな趣味を見つけて、世界地図を買って、国のパズルをやったり。いつもはできない英語を勉強したり」していた。すでにコート上での練習は再開している。

全米直前で、全米と同じ会場で行われる前哨戦にも出場予定だ。ともに無観客だが、テレビ放送はある。「なるべくたくさんの人に見てほしい。外出をなるべく控え、本番に向けてしっかり準備したい」。日本のエースが復活する。

○…イベントにはフィギュアスケート元世界女王の浅田真央さんも参加した。少しずつ練習を再開。主催するアイスショー「サンクスツアー」は、コロナウイルスの影響で延期が続くが「8月に開催できるように話をすすめている」という。自粛期間は自宅で過ごし、色鮮やかな塗り絵のSNSへの投稿が話題にもなった。「まだまだ大変な状況は続きますが、それぞれ気を付けて乗り越えていきましょう」と錦織に呼び掛けていた。

○…男子と女子の世界ツアーは、8月からの再編成された大会日程を発表した。5月に予定されていた4大大会の全仏(パリ)は9月27日から開催される。主催者は観客を入れることを公言している。同時に、日本テニス協会は、男子の楽天ジャパンオープン(有明)、女子の花キューピッド・ジャパン女子オープン(広島)の中止を発表。9月に予定されていた女子の東レ・パンパシフィック(有明)は11月2日からに延期された。