日本スケート連盟(JSF)は24日、都内で理事会を開き、来月の全日本選手権(24~27日、長野・ビッグハット)でペア競技を実施しないと決定した。

カナダ・オークビルを拠点とする昨年覇者の三浦璃来(18)木原龍一(28=木下グループ)組が、新型コロナウイルス禍の影響で出入国が難しいため、ペア競技を行わないことを理事会で審議し、承認された。コーチの往来も困難を極めること、日本の第一人者である2人の練習環境維持にも配慮した形だ。

来年3月に予定されている世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)のペア日本代表については、全日本選手権の後に開かれる代表選考会で1枠が決められることになった。

また、前日23日まで青森・フラット八戸で行われた全日本ジュニア選手権で、収容人数の50%を上限に観客を今季初めて入れて成功したことを受け、今後のグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯(大阪)と全日本選手権も、予定通り50%を上限とする有観客で行う方針が確認された。