第100回を迎える全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)実行委員会は3日、同大会を無観客で開催すると正式発表した。

新型コロナウイルスへの十二分な対策を図るための同委員会の案を、主催4団体(全国高等学校体育連盟、大阪府・大阪府教育委員会、毎日新聞社、日本ラグビー協会)が承認。対策は11月25日付内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室事務連絡「感染拡大地域における催物の開催制限等について」、大阪府ホームページ記載の「イベントの開催について」など、政府、関係自治体の方針を基本としている。主な運営実施対策としては、以下の内容等が含まれている。

<1>参加の可否は、参加校自治体の判断に基づき各学校長の判断で決定する

<2>開催地、全国に対して、緊急事態宣言が発出された場合は開催を別途検討する

<3>大会に感染症対策アドバイザーを準備し、大阪府、東大阪市保健所の確認を得る

<4>コロナ感染症対策の連絡員を実行委員会ならびに出場校に配置し、常時、情報共有が図る

記念大会となる今大会には従来より12校多い、史上最多の63校が参加。2連覇を目指す桐蔭学園(神奈川)や前回準優勝の御所実(奈良)などが出場を決めている。

組み合わせ抽選会は5日にオンライン(大会委員による代理抽選)で実施され、決勝は来年1月9日に行われる。