東京オリンピック(五輪)代表の競泳男子塩浦慎理(29=イトマン東進)が12日、代表合宿中にオンラインで取材に応じた。

10日までの日本選手権で内定を逃したが、200メートル自由形で金メダルを狙う松元克央(24)の負担軽減のために、選考委員会の協議で400メートルリレー代表として追加された。塩浦は「(10日に)車で家に帰る時に連絡がきて、すごく驚いた。レース後は将来のことも含めて気持ちの整理に時間がかかりそうだと思っていたから」と振り返った。

昨年結婚したタレントの妻おのののかには「本当に良かったね」と言われた。「(妻は)『なんと声をかけようか』と思っていた、と。いい時はおめでとうと喜んでもらえるが、代表を外れた時は気を使わせてしまう。代表に決まって、覚悟がきまった。チャンスを与えていただいたことはうれしいこと。やり切りたい」と決意を新たにした。