梨花に聞いた「バラエティーへの本格復帰」と複雑な心境にさせる愛息の言葉とは

【番記者裏話】スクープや芸能界の最新情報を求めて現場を駆け回る芸能記者が、取材を通じて感じた思いをつづります。

ハワイで子育て中の梨花。本名「千恵子」の性格や正反対の運命も明かしてくれました。

番記者裏話

遠藤尚子

自身のライフスタイルをつづった著書「わたしのユリイカ」「What I’m doing 私がしていること73こ」を発売したモデルの梨花(49)を取材した。00年代にバラエティーで一時代を築いたが、意外にも、テレビの世界は当初苦手だったという。

子育てを機に15年にハワイに移住し、今年で8年目を迎えた。拠点を移したことで番組出演はほとんどなくなったが、現地では日本のバラエティーをオンタイムで視聴しており「ある意味、自分がすごく出ていた時よりも見ているかも」と、現在のテレビ事情はフォローする。一方で、今や売れっ子となって久しい有吉弘行とは先日共演したTBS系バラエティー「櫻井・有吉THE夜会」が「初めまして」だったというから、テレビから遠ざかった年月を感じさせる。

外から眺めた芸能界の変化も語り「今はモデルさんや芸能人同士で仲がいい。私の時代はあり得なかったですよ。“戦友”として、収録でいかに笑いを取るかのトークは楽屋でしましたけど」と、当時はピリッとした空気があった様子。自由奔放、歯に衣(きぬ)着せぬトークが持ち味だったが「前のままやったら、私ケガしちゃいますよね。コンプライアンス的なことで。こんなにも変わるかっていう、時代の変化を感じます」と苦笑した。

明るく社交的に見えるが、芸能界の友人は少ないといい「元々いないんですけど。さっぱりしております」と話す。手相占いでは、芸名の「梨花」と本名の「千恵子」で正反対の運命が表れているといい「梨花の方はガンガン前に出て行く。でも千恵子は違うみたいです。元々の性格はそう(控えめ)だったので…。こう見えますけど」と表情を作って笑わせた。

日本テレビ系音楽バラエティー「夜も一生けんめい。」のアシスタントとしてデビューした当時は、テレビ出演が恐怖でトイレに立てこもったこともあったといい「(所属事務所の)会長と当時のマネジャーさんは男だったから女子トイレに入ってこられない(笑い)。なんでテレビやんなきゃならないんだろうって、怖くて」と、バラエティーに引っ張りだこだった人とは結びつかないようなエピソードも明かした。

現在は10歳の息子の子育てに比重を置いており、バラエティーへの本格復帰は「ないです」と否定する。日本を離れたハワイ生活の中でもファンから声をかけられることはしばしばあり、息子はそんな母の姿を見て梨花としての活動を理解しているという。一方で「すごく難しいのが、私は母親として彼と関わる時間を多くしたかったけど、彼が育つにつれて『ママ、昔はこうだったんでしょ? 今は見ないよね』って言われる。今も『ママすごい』と思いたいんでしょうね。それをすごく感じる」と複雑そうに笑った。

取材の約1時間はブランクを感じさせず、笑いの絶えないトークを展開。番組出演への意欲がないことをちょっと残念に感じてしまうほどだったが、「今は子育て」と貫く姿勢がすがすがしかった。