BC4(運動機能障がい)では江崎駿(18=法大)が1次リーグ最終戦で敗れた古満渉(34=広島市役所)に7-3で雪辱して2連覇を達成し、東京パラリンピック代表に内定した。

「ちょっとビックリしたし、負けられないというプレッシャーもありました」と江崎。自らの試合直前に弟匠(16=小牧特別支援学校)がオープン座位クラスで優勝を飾っていた。しかも、地元愛知の大会で多くの声援を受けての大舞台だったが、第1、3エンドに3点ずつを奪う快勝だった。

今春に法大の通信制に進学。高校生までと違って平日にも十分な練習を積めるようになった。BC4の日本選手のパラリンピック出場は初めてになるが「信じられないです。お客さんがすごいと思うようなプレーをしたいです」と目を輝かせた。

◆江崎駿(えさき・しゅん)2001年(平13)3月25日、愛知県春日井市生まれ。3歳の時、徐々に筋力が衰える進行性の筋ジストロフィーを患っていることが分かる。中学1年でボッチャを始め、17年アジアユースパラ個人金メダル。18年世界選手権、アジアパラ代表。法大1年。