東京オリンピック(五輪)のソフトボール日本代表が15日、選手村に入村した。

上野由岐子投手(38=ビックカメラ高崎)は「いい緊張感でいっぱい。もちろん不安もありますが、期待感も大きい。いよいよ始まるんだなという気持ちでいっぱい」と語った。19日に開幕戦の舞台となる福島へと移動し、21日に全競技の先陣を切って、オーストラリアと対戦する。22日に39歳となる上野は「全競技で最初にスタートする。そして復興五輪で福島の地で行われる。ずっと、どういう意味があるんだろうと考えて、考えてきました。その思いを伝えられるように、また日本代表としていいスタートが切れるように、自分たちのすべてを出し切っていきたい。無観客でも、熱い思いを、テレビを通して伝えていけるように。またスタンドの熱さを、周りの地域に伝えられるようにプレーしたい」と力を込めた。

宇津木麗華監督(58)は「マナーを守りながら、自分たちのパフォーマンスを出したい。自分たちのソフトボールの魂を見せたい」と話した。主将の山田恵里外野手(37=デンソー)は「応援してくださる皆様の希望の光になれるようなプレーをしていきたい」と口にした。

ソフトボールは日本、オーストラリア、メキシコ、イタリア、カナダ、米国の6カ国で総当たり戦のオープニングラウンドを争う。その1、2位が決勝、3、4位が3位決定戦(ともに27日、横浜スタジアム)へと進む。